急激な円高の意味するもの(2016/2/16)

2月からの急激な円高が、自動車業界に一抹の不安を及ぼし始めている。2月初めの120円台から、11日のSQ前には110円を割り込みそうな水準にまで円が買われたのは記憶に新しい。現在は戻してきてはいるものの、いまだ115円割れという状況だ。自動車メーカーや輸出企業の想定為替レートがまだ120円のところを見ると、今後更に円高が加速した場合に業績の下方修正を強いられる可能性が高まってくる。昨年に来年は円高に注意というレポートを会員の方々に発信したところ、大きな反響とあり得ないというお叱りを多々受けました。ただ実際円高に推移してきている訳で、今後も米国経済が本格的に回復して利上げが多段階に行われなければ、今後も円高基調に変わりは無いと思われます。

USSオークション最高更新へ(2016/2/16)

自動車オークション最大手のユー・エス・エスの2015年4~12月期決算を発表、売上高は前年同期比2.7%増の503億6100万円、営業利益は5.3%増の253億2300万円、純利益は4.6%増の164億8500万円で2年ぶりの増収、6年連続の増益となりました。営業利益、純利益は5年連続で過去最高を更新しました。出品台数の増加や落札料の値上げにより、増益に寄与した模様。中古自動車輸出の利益と比較すると羨ましいくらいの利益率となっています。為替リスク、支払いリスク、故障リスク、保管リスクなど、様々な要因を鑑みると、今年は中古自動車輸出に関してもう少し台当たり利益を上がていくべきだと思っています。

浄水場で水素製造(2016/2/15)

東京都は2017年度から、浄水場で得られる副生水素を燃料電池車(FCV)に使用する実証事業に着手する。浄水場じでは消毒用塩素の製造過程で副生水素が発生する。この水素を有効活用するため、採算面の課題などを実証し、2020年の東京オリンピックまでの実用化を目指す。都の浄水場では塩水を電気分解して消毒用塩素を製造しており、この過程で副生水素が発生する。これまで有効活用されていなかったが、来年度から純度を高めて貯蔵し、近隣の水素ステーションへ供給する実証事業を始める。仮の話では有るが、水や海水を電気分解により水素を無尽蔵に取り出す事が出来れば、エネルギーシステムは根幹から変わり、原油価格やCO2排出権取引等というイカサマ取引きに惑わされず、新たな世界が繰り広げられるでしょう。

ホンダ・ヴェゼル「RS」発売(2016/2/15)

ホンダは、2月下旬に発売を予定している「ヴェゼルRS」をホームページ上で先行公開しました。RS専用フロントグリル、クリスタルブラック塗装のボディロアガーニッシュ、18インチのアルミホイールによって走る楽しさを追及したグレードだ。インテリアはシート、インパネ、センターアームレストにスウェード調表皮を採用しました。SUV販売NO.1の実績を残した「ヴェゼル」シーリーズで、販売テコ入れで新たなユーザーを開拓する狙いだ。今オークション市場を賑あわせているシンガポールに行くかは、現地で優遇税制対象車輌になるかどうかに掛かっている。