トヨタ自動車は6月、「ハリアー」のマイナーチェンジに合わせて、現行の2.0リッターガソリン、2.5リッターHVに加えて2.0ガソリンターボの6速AT仕様を追加設定致します。記者発表は6月初旬、店頭発表会は6月下旬の土日となる見込み。グレード体系の見直しも図られ、現行の最上級グレード「プレミアム・アドヴァンス・パッケージ」に対し、より機能を充実させた「最上級グレード」を新設するとともに、現行の「GRAND」は廃止される。安全装備面でも抜かりは無く、予防安全パッケージの「トヨタ・セーフティ・センス・パッケージ」が標準装備されます。肝のエンジンはレクサスやクラウンに使用された「8AR-FTS」の直列4気筒DOHC16バルブ・ツインスクロールターボ・VVT-iW直噴エンジン仕様となると思われます。ボディーカラーは3色が廃止、2色が追加設定される予定で、内外装含めてアッパーミドル層をくすぐる仕様となりそうだ。新型「C-HR」がややオーバースペックとなり、価格帯もハリアーに近くなってしまったことから、新型「ハリアー」ではよりプレミア感を出してくると思われます。「ハリアー」シリーズは1997年から販売が開始されて今年で20年、20年経過しても今なお国内外で人気が有る名車と言える自動車でしょう。
台湾行政院環境保護署がこのほど発表しました2017年度版「自動車エコ度評価」で、三菱自動車工業の「アウトランダーPHEV」が燃費部門で最高評価の満点を獲得しました。燃費の算定値が54.6Km/Lで10点満点、排気音、静音で及ばず、総合得点24点となりましたが、結果は過去最高の6位に躍進した。因みに総合1位はホンダ技研工業のアコードHVで、燃費の算定は23.7Km/Lだったが、静音性では最高評価を獲得、総合27点で総合1位を獲得しました。アウトランダーPHEVは、オセアニアでも高い評価を得ており、一時注文に輸入が追いつかない状況になったことも有るくらいでした。日産自動車の傘下に入り、今後は少数精鋭の車輌ラインナップを期待したいところだ。
近年自動車販売戦略の肝となりつつある自動ブレーキ搭載車輌、いわゆるぶつからない車。昨年の全国事故発生件数は四拾九萬232台と10年前と比較して約40%も減少している。もちろん事故など無い方が良いのは、言うまでも有りませんが、事故が減少するということは、自動車板金修理業者の仕事をゆっくり確実に奪っていくことを意味します。その他カメラやセンシング性能に影響を及ぼす可能性のある車高調、撥水コートもNGになってきている。今まで当たり前に有った自動車に関連する仕事やパーツの販売が、今後激変する可能性が高まってきたと言えるかもしれません。
(一部日刊自動車新聞より)
20日午後5時半ごろ、三重県いなべ市のトヨタ車体いなべ工場で、塗装工程のある第2工場4階から黒煙が上がり、4階の一部約400平方メートルを焼いた火事が発生しました。トヨタ車体などによると、第2工場は鉄骨造り4階建てで1階が組み立て工程、2~4階が塗装工程となっている。4階(約1万6500平方メートル)は通常無人で熱風による乾燥炉がある。いなべ署によると、出火当時、第2工場では約800人が作業中だったが、全員が無事に避難したとのこと。同消防本部は午後7時14分、危険防止のため第2工場の使用停止命令を出した。21日午前9時半から現場で出火原因などを調査し、解除の可否を判断する。
トヨタ車体はトヨタ自動車の完全子会社で、愛知県刈谷市に本社を置く。いなべ工場は約80万平方メートルの敷地に第1、第2、部品、成形の4工場があり、2200~2300人が働いている。(毎日新聞より記事抜粋)
この工場は知る人ぞ知るトヨタのミニバンの主力工場で、ハイエースやアルファードなど3車種を生産しており、今後の動向によっては同車種の納期が遅延する可能性も有り、ますます業者用オークションは高値になる可能性が有ると思われます。