ロシア経済の混沌化(2014/11/12)

 ロシア通貨ルーブルが先週末1ドル48ルーブルまで下落、対前年比50%という異常な状況に陥っております。ロシア株価指数RTSも1000ポイントを割れ、6月の1400ポイントと比較しても30%以上の暴落となっております。更に原油価格の下落が外貨獲得の重しとなっており、今後も下落が続くようなら更に厳しい国家運営を迫られる可能性が有ると思われます。ロシアは中古自動車輸出ベスト3の常連国として長年君臨しておりましたが、今後の情勢によっては厳しくなるかもしれません。いずれにしろ当サイトでレポートしている通り、掛売り輸出は見合わせるのが肝要でしょう。

 

 

軽車名別販売台数10月(2014/11/10)

軽自動車車名別販売台数10月

1位・・・タント 16,237台(+182.7)

2位・・・N-BOX 13,988台(-20.5)

3位・・・ワゴンR 11,900台(+1.3)

4位・・・ハスラー 9,936台(NEW)

5位・・・N-WGN 9,388台(NEW)

6位・・・ミラ 9,167台(-32.1)

7位・・・デイズ 8,609台(-26.3)

8位・・・スペーシア 8,090台(-43.7)

9位・・・アルト 7,789台(+12.2)

10位・・・ムーヴ 7,524台(-40.2)

11位・・・eK 2,804台(-29.7)

12位・・・N-ONE 2,486台(-55.0)

13位・・・モコ 2,349台(-29.3)

14位・・・ピクシス 1,693台(-25.3)

15位・・・ジムニー 1,111台(+1.0)

カッコ内前年同期比増減率% 消費税増税の反動減の最中相変わらず好調なタント、ハスラーですが、その他車種は厳しい状況が続いております。今後も個人向け耐久消費財の自動車、特に軽自動車は厳しいと思われます。

乗用車車名別販売台数10月(2014/11/10)

登録乗用車車名別販売台数10月

1位・・・アクア 18,031台(-9.8)

2位・・・フィット 13,506台(-42.0)

3位・・・プリウス 13,183台(-36.9)

4位・・・ヴォクシー 10,735台(+227.5)

5位・・・カローラ 8,407台(-33.4)

6位・・・ノート 8,036台(-16.2)

7位・・・ヴェゼル 7,663台(NEW)

8位・・・ハリアー 6,665台(NEW)

9位・・・ノア 6,550台(+166.3)

10位・・・デミオ 6,102台(+118.7)

11位・・・ヴィッツ 5,998台(-13.0)

12位・・・セレナ 4,628台(-27.0)

13位・・・フリード 4,423台(-9.4)

14位・・・レヴォーグ 4,059台(NEW)

15位・・・パッソ 3,943台(+10.6)

16位・・・クラウン 3,700台(-38.2)

17位・・・X-トレイル 3,076台(+33.8)

18位・・・ステップWGN 2,595台(-51.1)

19位・・・スイフト 2,537台(-17.9)

20位・・・スペイド 2,423台(-40.1)

21位・・・アクセラ 2,368台(+84.6)

22位・・・ソリオ 2,360台(+25.7)

23位・・・ヴェルファイア 2,215台(-51.4)

24位・・・エスティマ 1,913台(-31.1)

25位・・・インプレッサ 1,905台(-54.2)

26位・・・CX-5 1,830台(-29.4)

27位・・・ポルテ 1,776台(-31.4)

28位・・・アルファード 1,684台(-45.1)

29位・・・オデッセイ 1,634台(+11.2)

30位・・・ラクティス 1,621台(-17.5)

30位・・・ランドクルーザー 1,621台(+13.6)

カッコ内前年同期比増減率% 相変わらず好調持続のヴォクシー、ノアの販売実績を見るに、さんざん当サイトでレポートしている通り、中・大型ミニバンにHV仕様のラインナップは必須ということでしょう。逆にHVやディーゼルをラインナップに揃えられないと、販売結果に大きく影響する可能性が高いと言わざるを得ないでしょう。

軽新車国内メーカー別販売台数10月(2014/11/10)

新車軽自動車国内メーカー別販売台数10月

1位・・・スズキ 52,803台(+6.9)

2位・・・ダイハツ 47.898台(+6.5)

3位・・・ホンダ 28,728台(+5.1)

4位・・・日産 13,489台(-21.0)

5位・・・マツダ 4,092台(-11.6)

6位・・・三菱自 4,037台(-38.2)

7位・・・スバル 2,478台(-36.3)

8位・・・トヨタ 2,450台(-24.0)

参考・・・輸入車 22台 カッコ内前年同期比増減率% 新車効果が継続しているダイハツ、スズキ、ホンダはプラスに転じておりますが(含むB登録)、その他のメーカーは以前厳しい状況が続いております。小型で維持費が安価という理由で爆発的に増加中の軽自動車ですが、そのぶん駆け込み特需の反動減は長期化する可能性が高いと言わざるを得ないでしょう。また軽自動車は使用年数も長いため、中古自動車市場の活性化には足かせとなるかもしれません。