HSBC発表11月中国PMI値(2014/11/20)

HSBC発表の中国11月PMI(中国購買担当者景気指数)速報値ですが、前月比0.4%低下の50.0となり、半年ぶりの低さとなりました。不動産価格の下落や対中投資の激減に関して先日レポート致しましたが、今回は肝心の輸出関連が冴えない数値となっております。大きな市場でGDP世界第二位ですから、何かあれば世界に与える衝撃は相当なものになりますので、絶えず注視すべきだと思っております。



銀行決済24時間化へ(2014/11/20)

数ヶ月前の当サイトで銀行の24時間化という記事を配信致しましたが、この度全銀協は自民党肝入りの政策を受け、2018年中を目指し24時間365日決済が出来るように目指すと発表。以前のレポートで書いた通り、金融立国を標榜する安倍政権下で、銀行の24時間化は必須だと兼ねてから発言しており、この度ようやく銀行も思い腰を動かすことになりました。それもそのはず金融が発達した国で24時間決済出来ないのは日本ぐらいで、この度の英断は本邦で活動する企業のみならず、外国企業の誘致にも多大な恩恵を与えると思われます。セブン銀行等はすでにシステム構築しており、いつでも24時間実行出来る状態にも係わらず、肝心の他行が受けられ無いという状態が続いております。今後無店舗型のセブン銀行は、個人向けローン等にも力を注ぐと思われ、面白い銘柄だと思います。



続くエアバックリコール問題(2014/11/20)

エアバック製造メーカー、タカタのエアバックリコール問題が一向に収束しておりません。収束しないどころか、米国運輸省高速道路安全局も乗り出し、当初は高温多湿地帯に限定されると見られていたリコールを全車種にまで拡大したと伝わっております。今後公聴会にも召還されると思われ、タカタには厳しい情勢が続きそうです。またリコール対処規模が大きく、時間を要するため、米国トヨタ自動車は代車の手配を進めると発表。対処がが早いのはさすがトヨタ自動車です。また問題のインフレーションの代替を他社エアバックメーカーに依頼しましたが、互換性が無く新たな設計の上製造しなければならず、この問題は相当長引くと思われます。



更なる円安加速要因 (2014/11/20)

先月末の日銀によるQQE2(量的・質的金融緩和第2弾)の発表を受けて円安が加速しておりますが、昨日の消費税増税延期、米国利上げ時期を鑑みまして、年末までに更なる円安に振れる公算が高まって参りました。QQE2が実施されるまでは、当サイトで110円+オーバーシュート分とお伝えしておりましたが、今回の波動砲第2弾+増税延期+解散総選挙+米国利上げ時期を考慮しますと、1U$120円、オーバーシュートした場合は125円以上を目指す展開になる可能性も出て来たと、個人的には思っております。特に1ヶ月の政治空白期間が有るのは、色々と仕掛けをされ易い局面ですから、これらの点を考慮しておいた方が、戦略が立て易いかと思われます。中古自動車輸出業者で、外貨建て決済の業者の妙味は益々出てくるでしょう。当方の指示通り、邦銀で外貨担保融資を受けて商いをされている方の、為替差益の恩恵は絶大となっております。