スリランカ輸入業者抗議キャンペーン実らず(2015/2/23)

 スリランカ政府による青天の霹靂とも言える、税金大幅増額に対する折衝のレポートを先日致しましたが、残念ながら抗議は実を結ばなかった模様。2月11日に増税を提案した財務大臣と増税幅の縮小、猶予期間等を中心に折衝が行なわれましたが、実を結びませんでした。特に議論の中心になったのは、すでにLC(銀行信用状)が開かれ、輸送途中もしくは現地港に到着した車輌に関して、それまでの税制で対応して欲しいというものでした。(その時点で現地港で税金を増税された税金を払えず、貨物が引き取れない業者が有った)

続く

 

 

米国エアバック問題でタカタに毎日罰金(2015/2/23)

 一連のエアバック問題で窮地に陥っているタカタ、そんな中米国当局は同社が捜査協力に非協力的だということで、毎日1万4000ドル(167万円)の科料を徴収すると発表。この措置は20日から実施され、同社が当局の求める対応を取るまで毎日毟り取られる。どこまでが協力的という明確な基準が無い分、タカタとしても難しい舵取りを迫られそうだ。TPPが合意に至った場合、米国のルールが基本路線となると思われ、本邦企業は様々な対策を迫られそうです。

 

 

トヨタ新型プリウス、リッター40kmへ(2015/2/23)

 トヨタ自動車今年4代目となる新型プリウスを発売しますが、注目の燃費はアクアを凌駕するリッター40km超えとなる見込みに。Toyota New Global Architectureによる新型プラットフォームにより居住性の更なる向上はもちろん、HVの基幹部品の小型軽量化及び高性能化や車体本体の軽量化により、大幅な燃費カイゼンとなる。HVシステムも従来から変更され「THS第三世代」と進化し、二次電池はエントリーモデルは従来のリチウム水素バッテリー、上級グレードはリチウムイオン二次バッテリーが踏襲される予定。原油高の影響で、2代目、3代目が飛ぶように売れたハイブリッド車「プリウス」、今回は更なる進化を遂げることでハイブリッド車の王者として君臨すると思われます。

 

 

スズキ「SX4 S-CROSS」発売へ(2015/2/20)

 スズキ自動車は19日、新型車「SX4 S-CROSS」の発売を発表しました。先代SX4の国内発売から約9年での全面改良で、SUV要素を盛り込んだ「クロスオーバー」車と位置づけ、独自の4WDシステムオールグリップを採用するなど走行性能を高めています。同モデルはハンガリーの「マジャールスズキで生産し、日本に逆輸入されて販売され、年間600台の販売計画となっている。新型車は、旧型と比較して全長15cm、全幅を3cm拡大、後席の居住性向上を重視した設計に。荷室容量も167リットル増の420リットルに拡大することで実用性の向上を、またサイズアップしながら、高張力鋼板採用拡大等で旧型比で50kgの軽量化を実現、燃費性能や走行性能の向上にも傾注しています。パワートレインは、1.6リッターCVT仕様の単一グレードで、2WD/4WDが選べる。S-CROSSは2013年8月から欧州で生産を開始しており、すでに70ヶ国で販売されている車種で、国内で小型SUV市場復権の動きを察知し、投入を決めました。SUV、クロスオーバー市場は、特に中小型で復権が相次ぎ、今後もメーカー各社魅力ある車種を投入すると思われます。また同車は、中古自動車輸出としてのリセールバリューも群を抜き、そういう意味でも売り易い車種と言えるでしょう。

(一部日刊自動車新聞)