日本自動車工業会が31日発表した2月の自動車国内生産実績は、前年同月比4.6%減の82万3786台となり、8ヶ月連続のマイナスとなりました。ただ乗用車は全車種で前年割れとなりましたが、以前からレポートしている商用トラックは相変わらず好調を維持している。商用トラックバスの入れ替えの影響で中古台数が伸びており、国内や輸出業者の間で取り合いになっております。
本日4月1日から、自動車関連諸税が新税制へと移行されました。今までの何でもエコカーではなくより厳しい基準となることで、今までの需要の先食いの影響もあって今後の販売に暗い影を落とすと思われます。ただ軽自動車に関しては、3月31日までに登録されている車輌に関して旧税制のままなので、ディーラーや顧客のニーズは高まると思います。業者用オークションでそのような車種を在庫にしておくと、顧客へのアピールとなると思われます。
トヨタ自動車は、スターレット等に搭載していた「E型エンジン」以来の「NR型エンジン」をベースに排気量1,200ccの過給式エンジンを近く発売する新型車に搭載し、環境性能と加速性能を両立させる狙い。現在「ヴィッツ」の一部グレードのみに搭載されている過給器ですが、今後は小型車を中心に採用車種を増加させ、エンジンのダウンサイジング化を図る。
7年振りにフルモデルチェンジをした新型30系アルファード及びヴェルファイア、販売開始以降予想通り業者用オークションでぶっ飛びましたが、それ以降はオークション出品台数が想定以上に多かった事が影響して、その後は落ち着いてきております。業者用オークションで以前人気の有った3.5リッターフル装備は、近年の輸出先国の税制改正の影響により、人気が剥落しております。新型エンジンの2.5リッター(2ARエンジン)が、今モデルの主力ということでしょう。1年落ちのマレーシア向けも、同様となっています。