スズキ・VW提携解消(2015/9/1)

 リーマンショック以降の2009年12月、提携先のゼネラルモータースの業績悪化に伴いスズキの保有株式を売却し、新たな提携先として独VWグループと資本・業務提携を締結したスズキ自動車。当初は対等なパートナーとして、小型車の共同開発やVWが非常に興味を持っていたインド市場での協力を模索していた両社。ただ実際はVW傘下のグループ会社という位置づけで、主従関係という厳しい結果に。このVWの対応に不信感を持ったスズキ自動車は、国際商業会議所国際仲裁裁判所に仲裁を申し立て、この度同裁判所の判断で包括提携の解消が認められた。世界最大の自動車メーカーの地位に有り、20%出資し長年の提携関係にあったゼネラルモータースは、スズキをグループ会社として扱ったことはただの一度も無かった。小型車の共同開発でもノウハウを持つスズキを尊重、次世代環境技術の開発でも同社技術者を積極的に受け入れる等、寛容な大人の姿勢を貫いてきた。かつて49%もの出資をしていたいすゞ自動車でも、同社自身に経営を任せていたくらい人間の大きかったGM。ここ数年で飛躍的成長を遂げて世界ビッグ3にまでのし上がったVWグループとの業務提携は、高い授業料となってしまった。

(日刊自動車新聞より)

中古自動車輸出7月 26~50位(2015/8/31)

2015年7月中古自動車輸出26~50位

26位:タイ 986台

27位:ジンバブエ 909台

28位:マラウィ 761台

29位:キプロス 727台

30位:英国 710台

31位:パラグアイ 680台

32位:モーリシャス 676台

33位:フィジー 666台

34位:バハマ 634台

35位:ガイアナ 601台

36位:ナミビア 588台

37位:マルタ 568台

38位:オーストラリア 563台

39位:インドネシア 433台

40位:スワジランド 427台

41位:ナイジェリア 372台

42位:ドミニカ共和国 337台

43位:中国 315台

44位:トルコ 244台

45位:パプアニューギニア 240台

46位:カナダ 227台

47位:アイルランド 223台

48位:米国 211台

49位:ボリビア 208台

50位:レソト 170台

中古自動車輸出7月ベスト25(2015/8/31)

2015年7月中古車輸出実績ベスト25

1位:ミャンマー 11,455台

2位:U.A.E. 10,443台

3位:ニュージーランド 8,468台

4位:ケニア 7,567台

5位:スリランカ 6,650台

6位:ロシア 5,106台

7位:チリ 3,957台

8位:南アフリカ 3,936台

9位:パキスタン 3,679台

10位:タンザニア 3,420台

11位:バングラデシュ 2,576台

12位:フィリピン 2,330台

13位:モンゴル 2,244台

14位:ジョージア 2,112台

15位:マレーシア 2,107台

16位:モザンビーク 1,995台

17位:ウガンダ 1,803台

18位:シンガポール 1,479台

19位:トリニダード&トバゴ 1,473台

20位:スリナム 1,421台

21位:ジャマイカ 1,295台

22位:ボツワナ 1,272台

23位:コンゴ 1,208台

24位:ザンビア 1,161台

25位:香港 1,002台

HV比率35%へ(2015/8/28)

ここ最近の原油安で経済が順調に回復している北米では、HVよりむしろ大型のトラックやSUV・RVの販売が好調ですが、資源の少ない本邦では、相変わらずHV車が安定的に売れています。簡易型HV車を含めると乗用車販売の35%にまで達し、シエンタや他の注文状況を鑑みますと、近い内に40%に載せそうな勢いです。最近のレポートではしばらく原油安が続き、30ドル割れも視野に入ってきているとお伝えしましたが、やはり1バレル147ドルや震災以降の100ドル推移を経験した事が脳裏に焼き付いており、原油安になってもその姿勢にブレは無いという事でしょう。今後も様々な車種でHV仕様がラインナップされるでしょう。