クラウンタクシー引退へ (2014/9/10)

本邦同様シンガポールでも人気の有ったトヨタクラウンタクシー、2006年には同国のタクシー用自動車では8割を独占する、まさに誰もが判るタクシー用自動車でした。現在は排ガスユーロ4基準が適用されており、基順に適応していないクラウンは、8年間の猶予期間を経て今年で姿を消すことになりました。クラウンタクシーは同国で1982年から使用されており、延べ3万2600台以上が同国で販売、故障が極端に少ないということで、営業用自動車として人気を博しておりました。今後はトヨタ自動車が東京オリンピックに向けて新型タクシーを模索しておりますので、同国で新型タクシーが新たな歴史を刻む日も近いかもしれません。



マツダ、国内シェア6割へ(2014/9/10)

 マツダ自動車は9日、ニュージェネレーションクリーンディーゼルの「スカイアクティブ-D」搭載車が、8月末時点で累計10万台を突破したと発表。スカイアクティブ-Dの登場からわずか2年7ヶ月での10万台達成は、以前から提唱していた国内のディーゼル需要を掘り起こしに成功したと言えるでしょう。今秋には1.5リッター小型ディーゼルも販売開始となっており、同社のディーゼル販売には更なる追い風となるでしょう。車種別累計販売は、CX-5が7万2182台、アテンザが2万3524台、アクセラが4619台。国内の次世代ディーゼル車市場は昨年だけで約7万5千台に急伸、この内マツダは約4万5千台を販売しており、乗用ディーゼルエンジン市場の6割のシェアを獲得したことになります。今後もディーゼル及びディーゼルHVには期待したいところです。

印スズキ・シアズ発売(2014/9/9)

 インドを本拠地とするマルチ・スズキは、今後親会社のスズキ自動車に支払うロイヤルティを円建てでなく、現地通貨ルピー建てにすると発表しました。バルガバ会長は為替変動によるリスクを抑制出来、研究開発費に充当出来る資金が計算出来るとしております。昨期の1年間に支払ったロイヤルティは、売上高の約6%に当たる248億6千万ルピー(433億3千万円)を円建てで支払いました。今後はスズキの業績を見る上で、インドルピーのチャートも重要視されそうです。

 そんな中2日に受付を開始した中型セダン「シアズ」の予約が3日間で3千台に達したということで、スズキのインド販売の好調さは続きそうです。同モデルは、競合車より10~12%の広い室内空間を実現し、ディーゼル版の燃費は他社を上回る26.2km/リッターということです。(一部日刊自動車新聞)

 

BMW MINI クリーンディーゼル発売(2014/9/9)

BMWジャパンは8日、BMW MINIにクリーンディーゼルを搭載した「MINI・クロスオーバー」と「MINI・ペースマン」の販売開始を発表しました。日本国内で順調に台数を伸ばしているBMWディーゼルモデルをMINIにも踏襲することにより、新たな顧客層を取り込む狙い。搭載されるエンジンは、排気量2リッターで112馬力・トルク27.55kg・m、143馬力・トルク31.12kg・mの2種類で、コモンレールダイレクトインジェクション、粒子状物質除去フィルター、バリアブルジオメトリー・ターボチャージャーの採用により、ポスト新長期のクリーンディーゼルなのは言うまでも有りません。燃費も16.3~16.6km/リッターで、ランニングコストが安いのも利点。消費増税の反動減となっている本邦市場でも、このような魅力のある車輌を続々と投入出来るのはドイツ車メーカーの強みでしょう。