NZ準備銀行利上げへ(2014/6/12)

ニュージーランド準備銀行は12日、国内インフレを抑制する兼ね合いで政策金利を3月・4月に引き続き、3.25%に引き上げました。これにより外国為替レート対円で1NZ$=88.55円まで円安が進みました。今後年末までにNZの政策金利は3.75前後まで引き上げられるという観測が有り、為替レートの動きに注目が集まりそうです。NZ向け中古車輸出にとって引き続き追い風が吹くと思われ、それに呼応するようにNZ向け車輌の応札金額が上昇しております。



ブラジルワールドカップ (2014/6/11)

今週末のワールドカップ開催に向けてブラジル株価指数(ボベスパ指数)がここ数日で6%以上の上昇となっております。ただストライキ、国内インフレ問題、競技場の工事の遅延など、現ルセフ大統領支持率下落による政権交代を好感しての株価上昇とも言われておりますので、この上昇は長く続かないと思われます。高利回りや毎月分配型などのブラジル投信を盛んに販売しておりますが、このような国内情勢また資源輸出に大きく依存した体制は非常に危うい部分も有りますので、昨年同様ブラジル投資は控えた方が宜しいかと思われます。

因みに10日時点のブックメーカーによるオッズですが、下記の通りとなっております。

ブラジル:4倍

アルゼンチン:5倍

ドイツ:7倍

スペイン:7.6倍

日本は126倍となっております。

得点王オッズは、

メッシ:9倍

ネイマール:11倍

クリスティアーノ・ロナウド:17倍

スカイアクティブ-Dエンジン (2014/6/11)

新開発のスカイアクティブ1.5Lディーゼルエンジンは、アクセラに搭載された2.2L同様効果なNOx後処理装置無しで、ユーロ6規制や本邦の新長期排ガス規制に適応させつつ、高効率過給+低圧縮の技術を踏襲させました。ただディーゼルエンジンの小型化に伴い、通常は燃費効率が悪化するのですが、それを解決すべく多くの新技術を採用。

理想的な低圧縮比14.8、バリアブルジオメトリーシングルターボという、シンプルながらターボチャージャーのノズル(羽根)の角度を可変にして広範囲の領域をカバーし、小型車に必要十分なトルクを効率的に供給。冷間始動時には可変ノズルを閉じ、排気ガスをシリンダー内に還流させることで燃焼前の空気温度を適正化させ、燃焼の安定性も確保させる。またエンジンの小型化で燃焼室側面での熱損失発生を抑制させる「高分散噴霧ソレノイドインジェクター」や「段付エッグシェイプピストン」の採用や過度燃焼制御技術により冷却損失を制御させるとの事。(細かい技術はマツダのHPを御参照下さい)(一部日刊自動車新聞より)

DRIVE TRAIN:FRONT MOUNTED IN-LINE 4 DISESEL + DIRECT INJECTION

ENGINE CAPACITY:1.497 L

BORE & STROKE:76.0mm X 82.5mm

COMPRESSION RATIO:14.8

ENGINE POWER:77kW (105PS) /4000rpm

ENGINE TORQUE:250N・m (25.5kgf・m) /1500~2500rpm

 

 

スカイアクティブ-D (2014/6/11)

前回レポートした通りマツダは10日、小排気量クリーンディーゼル「スカイアクティブ-D」を開発したと発表。ディーゼルにしては低い圧縮比14.8を実現し、NOx後処理システム無しにも係わらず世界でもっとも厳しい排ガス規制「ユーロ6」に対応させました。この新開発小型1.5リッタークリーンディーゼルエンジンは、ハイブリッド車並みの燃費を実現し、さらに燃料はガソリンよりも安い軽油をするためコストパフォーマンス、リセールバリューはかなり高いと思われます。

マツダが2リッター以下のディーゼルエンジンを開発するのは30年ぶりで、デミオを皮切りにCX-3など中・小型車輌に踏襲させる。デミオ・ディーゼルはもちろん、CX-3のクリーンディーゼル搭載は相当インパクトが有り、今後ホンダ(すでにユーロ6対応の1.6リッターディーゼルを開発済み)を始め、他社も小型ディーゼル開発競争が激化する可能性も有るでしょう。

スカイアクティブエンジンや水素ロータリーの未来、メキシコ工場の稼働予定でマツダ自動車を推奨したのが2012年11月で株価100円ちょっと、それが半年で5倍に化けたマツダ自動車ですが、信用残の整理、この小型ディーゼルエンジンの業績、自社株買いなどが稼働すれば再び上値を追う展開になる可能性があるでしょう。