混迷続くギリシャ(2015/4/21)

相変わらず混迷の色が強くなっているギリシャですが、ギリシャ政府はついに地方政府の資金を中央銀行へ移管する手続きに入りました。欧州経済の足を引っ張るギリシャですが、大量の償還が控えている6月以降が本当の正念場となるでしょう。場合によっては、再び欧州危機が再燃しますので、ユーロ決済に方々は注視すべきだと思います。

VW新型パサート(2015/4/21)

フォルクスワーゲンジャパンは、今後販売をする「新型パサート」にガソリンエンジン2機種の他に、ディーゼルエンジン2機種、PHVの5機種を用意し、新型車の拡販を狙う。本邦においてゴルフが圧倒的に売れている状況で、ワンランク上の「新型パサート」の販売台数を伸ばしていく狙い。ディーゼルエンジン販売が好調なBMW3シリーズを追随出来るか、見守りたい。

ドイツ国債マイナス金利進む(2015/4/20)

EUの量的緩和の影響で欧州各国の金利が低下しておりますが、ドイツではなんと9年物国債までもが、買われ過ぎによってマイナス金利となっております。国は借金をすればするだけ金利が貰えるという、通常では有りえない構図となっており、このままマイナス金利が定着するとは思えませんし、むしろ反動の方を注視すべきでしょう。

熱マネージメント(2015/4/20)

自動車メーカーにとって常に付きまとう問題として燃費が挙げられ、各社HV、ディーゼル、ダウンサイジングターボ等、凌ぎを削っております。今回は別の角度から面白い会社を紹介したいと思います。フタバ産業という自動車マフラーでは、トヨタ向け7割強を納入している、自動車用マフラーでは最大手の企業です。同社が手がける排気熱回収器「パワレブ」は、排出ガスの熱を取り込みエンジン冷却水に伝え、エンジン暖気を促進する熱交換部品。これにより暖房使用が増加する冬場の実燃費を10%カイゼン出来る。今後はその排熱をパワートレインの温度管理を更に最適化するために、オイルを温める製品開発が出来るか検討に入っている。輸送用機器において相当の熱を捨てている自動車ですが、今後は排気熱をいかに利用するかも、肝となるかもしれません。