ギリシャ好景気の謎(2015/7/10)

ギリシャの各店舗で品切れが相次いでいます。それもそのはずユーロから離脱が決まれば旧ドラクマ通貨に戻るわけで、それこそハイパーと言わないまでもスーパーインフレが市民を直撃する訳で、その防御策として商品、特に換金性の高い貴金属、ドイツ車に人気が集中して、まさに空前の好景気になっているという事です。

原油先物大幅安へ(2015/7/10)

中国株式の暴落から商品先物も連れ安しております。WTI原油先物は5か月ぶりに50ドル割れになっており、75日移動平均線も切ってきましたので、完全な下落トレンドとなっています。大食漢の中国実体経済が食あたりを起こしているところを見ると、今年後半商品市場は大きく値下がりするでしょう。また中古自動車輸出先国で、資源関連を含む中国依存度の高い国の通貨は、連れ安すると思われますから要注意です。信用掛け売りは御法度と思ってください。

自由に売れない(2015/7/9)

そもそも論になりますが、自由に株式を売買出来るのが証券取引所(株式市場)なのですが、今回の暴落によるカオス状態を回避させるため、政府による買い支えはもちろん、株式の売買停止措置を上場企業が独断で行えるという暴挙に出ております。今回の件で自由に株式を売買出来なくなるという事象を世界に知らしめたツケは、今後尾を引くことでしょう。

ピークアウトした中国株式市場(2015/7/9)

中国株式市場が個別銘柄のような乱高下を繰り返しております。理財商品が不調に成るや否や昨年夏前から外国からも投資できる環境を見越して、信用取引を含めた大量の買いが入り、買いが買いを呼ぶ大相場となった中国株式市場。節目の5000ポイントを超えても機関紙やメディアを駆使して買い煽った訳ですが、こういう信用取引によって膨張した株式市場の変調は、これからかなり厳しい結果を齎すでしょう。日本はその影響を受け易いですから、今後は完全なリスクオフスタンスを取るべきでしょう。赤信号発令です。