トヨタ自動車によると、小型ミニバン「シエンタ」の受注が発売1か月も経たずに2万台を超えたとのこと。この車両は国内はもちろん、海外からも注目されておりあっという間に2万台となりました。今注文しても納車は来年というから驚きだ。やはりこのセグメントには大いなる需要が有るということを知らしめた形に。ハイブリッド車の先駆者利益として、今後様々なモデルを投入するでしょう。
トヨタ自動車が28日に発表した1~6月の世界販売が国内不振が足を引っ張り、2年連続で上半期500万台超となりましたが、前年同期比では1.5%の減少となりました。一方独VWグループは、中国・南米・ロシアで減少したものの、経済が好調でサブプライム自動車ローンが活況な米国で、ポルシェやアウディが台数を伸ばした。今年後半は中国・ロシア・南米・一部の東南アジア・アフリカ等、中国依存度が高い国や資源輸出依存度が高い国での販売に苦慮すると思われ、より熾烈な首位争いとなるでしょう。
三菱自動車は24日、米国工場からの撤退を検討していることを明らかにしました。同工場でアウトランダースポーツ「RVR」を製造していますが、販売が低迷し稼働率も低迷している。同社はアジア向け事業を強化しており、この撤退によりアジアに経営資源を集中させる狙い。三菱は豪州、欧州、そして米国から撤退する訳だが、米国は労働組合(UAW)の力が強く、完全な撤退にはしばらく時間を要すでしょう。ただ何度も申し上げている通り、車種構成、デザインの見直しは急務で、そちらを急ぐべきだと思います。チャイナショック以降、今後特に中国依存度が高い国の通貨は暴落し、販売数もそれにあわせて減少するでしょうから、スバルやマツダのような少数精鋭のラインナップに今すぐシフトすべきでしょう。
以前当サイトでご紹介しました画期的な噴射圧を制御するコモンレールシステム「i-ART」を持つデンソーが、ボルボ新開発2リッター4気筒エンジンに供給を開始しました。「i-ART」は従来コモンレールに設置していた噴射圧センサーを各インジェクターに一つずつ配置、気筒ごとの燃料噴射のずれを、10万分の1秒単位で補正する。この新型ボルボでは、ハイラックスで採用した2000気圧を上回る2500気圧の採用で、1サイクルあたり2~9回の燃料噴射を実現し、高出力、高レスポンス、燃費、クリーンな排ガスを実現させた。