ホンダが満を持して発売したフィット・ハイブリッドにおいて、発売から1年の内に4回もリコールを届出たことを受け、新型車の開発段階での基礎研究を強化します。リサーチ段階から車輌1台を組み上げてから、各要素技術の性能や信頼性を確認する工程を導入。リサーチ段階の工程を増加させることにより、開発期間が大幅に伸びることになりますが、今回の件を受けて品質確保を最優先すると発表。今回は新開発の自動変速機が、「世界初・世界一」を狙って難しい技術に挑戦しましたが、モーター・エンジン・トランスミッションを組みあせてコントロールする技術が、未熟だったと原因を説明。現在は自動車技術が複雑化しており、個々の部品やディバイスに問題が無くても、システムとして組み上げた段階で不具合が発生するケースも見られるため、次期モデルから車輌トータルでの検証をして、品質の強化を狙うとのこと。
(一部日刊自動車新聞より)