今月初めより噂されていた、スリランカの新税制が突如施行されたことにより、輸出業者のみならず国内自動車業界にも大きな衝撃が拡がっております。スリランカ市場は数年前に車齢2年以内と厳しくなった上に、関税も大幅に増加しました。そこにHV車への優遇税制を敷いた事により、オークション市場での車齢2年以内のHV車相場の高値安定を誘引し、それを狙ったオークション転売が一つのビジネスモデルとして確立されておりました。さらにヴェゼルの暴騰や昨年の大統領選挙を睨んだ大盤振る舞い政策により、ますます需要が増大していたスリランカ向け車輌のオークションでの転売が、益々増加した中での今回の突然の政府発表。まさに青天の霹靂とも言える今回の税制改定は、国内業者に暗い影を落としそうです。現在も水面下で本邦輸出業者・現地輸入業者が、政府と折衝をしておりますが、新政権の動きは全く読めないとのこと。
本日スリランカ支局からレポートが上がって来ましたので、後日レポートさせて頂きます。