スリランカで自動車の輸入関税が変更になり、ハイブリッドカーの関税が大幅に上昇することになった。今回の改正で、ハイブリッドカーはこれまで57%だった関税率が80%に増税となり、経年による車両の課税基準額に対する減価率がハイブリッドカーには適用されないため、実質的にはさらに10%増税されたものとみなすことができる。このためハイブリッドカーの関税増税による現地小売価格への影響は、LRK 600,000 – LRK 1,200,000 (日本円で約54万円~109万円)の価格上昇で、これまでスリランカ向けで人気だったヴェゼルだと約LRK 1,000,000 (日本円で約90万円)程度の価格上昇となる。新しい関税率は2015年1月30日からの適用で、現地の自動車輸入業者の話によると、関税上昇の影響でここまで価格が上昇してしまうと、ハイブリッドカーの輸入は今までのようにはできないだろうとのことで、スリランカ向けの高年式のハイブリッドカーの輸出は下火になりそうだ。これにともないスリランカ向けの輸出業者の買いを狙って、オークションに出品されているハイブリッドカーの相場もスリランカという買い手を失い下落せざるを得ない状況になると予想されます。

 

 

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