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ロシアはミャンマーと入れ替わりで順位が2位に後退しましたが、これはロシアルーブルの暴落にともなって2014年11月、12月の輸出台数が大幅に減少したのが影響しました。ロシアは2005年以降の過去10年で昨年と2009年以外の8年で中古車輸出先ランキング1位の主要マーケットでしたが、今年はルーブル安の影響で輸出台数が減少するのではないかと予想されます。ちなみに2009年はリーマンショックの影響による世界的な信用収縮で、中古車の需要があるにもかかわらず最終ユーザーのローン審査がおりないためにロシア国内の中古車販売が伸び悩み、ロシア向けの中古車輸出台数が減少しました。 ロシアはもともとポテンシャルが高いマーケットなので輸出台数は為替次第というところだと思います。2015年はロシアルーブルの動向に目が離せません。
このところの 円安の影響で中古車輸出が全般的に伸びてきていますが、特にニュージーランド向けはニュージーランドドル高が追い風となって輸出台数を伸ばしています。為替の状況が良ければこの状況はしばらく続きそうです。2015年はロシアルーブル安でロシアが買い控えする中、ニュージーランドの買いが中古車相場を下支えする展開になるのではないでしょうか。また、民主党政権時代の行き過ぎた円高の影響でしばらく停滞していたユーロ圏のマルタ、キプロスが円高の是正とともに復活して台数を伸ばしてきているのが印象的です。この他ではキルギス、グルジアが年々着実に輸出台数を伸ばしてきているのが気になるところで、今後、中古車輸出ランキングのトップ10の常連国になっていくのか、一時的なブームでしばらくしたらスローダウンしていくのか見極めたいところです。
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