今年6月28日当該国の憲法裁判所にて違憲の判決が出て、中古車の輸入が再度解禁になったのはマーケットレポートでも記載しましたが、多少の動きは有るが急にマーケットが開いたので一気呵成に台数が伸びているとは言えない。さはさりながらこのマーケットは、輸出通関上や船舶ブッキング上輸出統計に反映されていない場合も多々有るので、もう少し調べる必要が有りそうである。
新規で始められたい方はマーケットレポートに記載しましたが、中継国や現地と協力をすると比較的台数を伸ばせる可能性は有るでしょう。 新規レギュレーションが原則10年以上前の1,000cc超、15年以上前の1,000cc以下となっており、古い車輌を出せるのがミソである。
昨今メーカーや現地ディーラーの圧力で本邦からの中古車輸出を制限する国が増加する中、10年以上前の中古車を輸出出来るというのは、やはり嬉しいところ。 2008年のスクラップ価格の上昇により多数の旧車がスクラップされ、またリーマンショック以降のエコカー補助金、スクラップインセンティブ、そして今回のミャンマーバブルのよってかなりの割合で本邦から旧車が姿を消した。今後政府のインフレ誘導、建設ラッシュにより資材価格が上昇するであろうから、当然スクラップ価格の上昇も用意に想像出来る。なのでグァテマラだけで無く、桁の旧車やトヨタ以外の車輌を定期的に輸出出来る国を早急に見つけるのが、貿易商社の肝となりそうだ。
(ブコビッチ)