日本車シェアがほぼ100%のパキスタン自動車市場、ここ最近中古自動車輸出も伸びているが、新車販売も大きく伸びている。2015年7月~2016年6月の新車販売台数は前年度比21.5%増の22万4246台と、3年連続のプラス成長となっている。販売台数が20万台を超えたのは9年ぶりで、生産台数は前年度比19.8%増の22万3289台ということで、ほぼ生産台数を国内で消費している形に。シェアはインド同様スズキが57%と圧倒的なシェアを誇り、数年後に30万台市場になると予想され、自動車メーカー各社注目している市場となっている。雇用を重視する政府に対し、自動車メーカー各社は今後圧力を掛けることも予想され、現在好調に推移している中古自動車輸出の行く末を案じる声も少なく無い。
(一部日刊自動車新聞)