スズキ0.8リッターディーゼル自社開発(2015/6/15)

スズキ自動車は、インド市場向けに0.8リッター2気筒エンジン(E08A)を自社開発し、インド市場向け「セレリオ」に搭載予定。これまで同社はFCAからの購入とライセンス生産で、排気量1.3~2.0リッターディーゼルエンジンを海外市場モデルに搭載していましたが、同市場で人気の有る小排気量ディーゼルエンジン需要に対応するため自社開発に踏み切った。「E08A」はアルミニウムシリンダーブロックに小型燃料供給システムで軽量化を図り、低圧縮比と大型インタークーラーで高トルク、低燃費の両立を図ることに成功、インド国内トップの低燃費を実現させた。

中国株式バブル(2015/6/12)

中国株式相場が昨年夏以来2.5倍にまで暴騰しております。昨年春以降からそれまで人気の有った理財商品から株式市場へ資金が流入し、それを信用取引で膨らませて売買している現状。実体経済とあまりにも乖離しているこの状況は、非常に危険と言えるでしょうし、破裂した場合の余波は間違い無く本邦にも遅滞無く来ますので、注視すべきでしょう。

金ETF残高激減中(2015/6/12)

リーマンショック以降人気が根強かった金地金(含む金ETF)ですが、昨年から徐々に人気が離散しており、直近で2012年比の半減にまで金ETFから資金が流出しています。背景には米国利上げを見据えた動きと、新興国経済の代表である中国経済の減速懸念を見透かした動きと言えるでしょう。中国経済に関しては、現段階でも良い情報は入って来ませんので、コモディティ価格の下落は避けられないかもしれません。

本邦長期金利じわじわ上昇中(2015/6/11)

欧州・ギリシャ不安を受けて世界各国の長期金利が上昇中(価格下落)となっております。本邦の長期金利も0.54%と、昨年9月以来の水準にまで上昇。中でもとりわけ買われたドイツ国債が、4月半ばの0.049%(長期国債)から1.06%と20倍以上上昇(価格下落)となっており、欧州の混乱ぶりを映しているものと思われます。ギリシャ問題はまだまだ収束していない裏返しでしょう。