需要先喰いの今後 (2014/4/3)

消費増税前の駆け込み特需で活況を呈していた自動車業界ですが、4月に入り各ディーラーや各運輸支局が普段以上に閑散としている。この状況を目の当たりにする限り、商業車を除きしばらく自動車販売は停滞する事になりそうです。オークション相場も先月までの高値から相場が下落基調となっておりますが、体力や保管場所を御持ちの方は在庫買いのチャンスかもしれません。もちろん製造年月にしばりが有るマーケットはリスクが伴いますが、不要に高かった相場が落ち着きを取り戻している今がチャンスかもしれません。4~6月に日銀の金融緩和次第では更なる円安に振れる可能性も高いので、ここは安値車輌を率先して購入する良い期間かもしれません。ディーラーからの下取り車輌は、3~4月に掛けてオークションへ流入すると思われますが、その後は代替車輌が無くなる訳ですから市場が品薄状態になる可能性が高いと思われます。無理して購入する必要は無いと思いますが、余裕の有る方にはしばらく良い機会が訪れると思います。



チリ・イケケ余震続く(2014/4/3)

 昨日発生致しましたチリ・イケケ付近の地震ですが、道路の寸断や建物の一部倒壊等は発生しているものの、津波の影響は今現在軽微だとの報告で御座います。ただ道路が一部寸断しており、物流や移動に苦慮しているとの事です。ただ余震が続いておりますので、しばらくは注視が必要だろうという事です。また本邦への津波の影響はほとんど無く、港湾エリアも特段心配する必要は今現在御座いません。

 

 

2013年度新車販売台数速報(2014/4/2)

2013年度の新車販売台数速報

登録車・・・・・3,430,328 (+ 5.9)

軽自動車・・・2,261,839 (+14.7)

合計・・・・・・・5,692,167 (+ 9.2)

(メーカー別)

1. トヨタ・・・1,597,608 (+ 2.0)

2. ホンダ・・・ 848,419 (+18.4)

3. スズキ・・・ 728,083 (+ 8.4)

4. 日産自・・・ 719,105 (+11.1)

5. ダイハツ・・701,371 (+ 7.0)

6. マツダ・・・ 243,459 (+12.6)

7. スバル・・・ 186,849 (+10.4)

8. 三菱自・・・ 143,234 (+ 6.9)

9. いすゞ・・・    68,382 (+17.4)

10.日野・・・     52,194 (+19.4)

11.レクサス・・・ 49,435 (+13.1)

12.三菱ふそう・・41,426 (+23.9)

13.UDトラック・・10,441 (+19.0)

ロシア情勢3(2014/4/2)

 国・民間を挙げてロシア包囲網が着々と敷かれております。民間格付け会社S&P、フィッチがロシア国債を格下げ、ムーディーズの追随も予想され、今後更なる格下げも成される公算です。ユーロ危機でPIIGSの国債価格の暴落(金利の高騰)で欧州中央銀行の協力なサポートを受けて持ち直しましたが、今回のロシアは事情が違います。IMFも難しいですし、中国も世界経済の仲間入りをしていますし何より自国の方も大変ですから、今回の幕引きは以外に長引く可能性が高いと思います。ただ北・東欧州は先日書きましたが天然ガスの依存度がかなり高く、露骨な制裁は自分達の首を絞めることにもなりかねませんので、難しい対応に苦慮しそうです。ドイツで40%、ラトビア・リトアニア・エストニアのバルト3国、フィンランド、スウェーデンに至っては100%ロシアからの天然ガスに依存しておりますし、ロシアにしても石油や天然ガスの代金は、国家歳入額の半分以上を占めておりすんなり片付くと見る意見も有ります。さはさりながら先進国を中心とした資金の流出によりロシア国債が暴落、デフォルト保険(CDS bp)も上昇、ルーブルも暴落と違う方面から逐次攻撃を受けており、ルーブル下落によるロシア国内のインフレ率が2月は6.2%、3月は7%とインフレ懸念が心配されております。特にロシア危機で超インフレと物不足に悩まされた1998年の記憶が脳裏に刻まれている事から、現地で秘密裏に外貨や金・銀・パラジウム・プラチナ等の現物に切り替える人達も増加中とのことです。中古車の輸出先ベスト3の常連のロシアですが、掛け売りや現地での在庫販売は現状リスクが伴う可能性が出て参りました。