為替ユーロの今後2(2014/4/7)

 マリオドラギ欧州中央銀行総裁の発言から一夜明けた欧州の紙面ですが、今回気付かされたのはドイツ連邦銀行総裁の頑なな反対が無いという事です。量的緩和にずっと反対してきた総裁ですが、ここ最近のユーロ高で欧州以外の輸出に若干のブレーキが掛かってきたドイツ経済にとって、ここは容認という形が良いという事でしょう。今回の欧州発・量的緩和の発表によって、いよいよ日銀黒田総裁の波動砲が打ちやすくなってきたかもしれません。市場関係者は4~6月期の景況判断を見て夏頃に緩和に動くのではないか?との見方ですが、消費税増税のための景気浮揚対策を鑑みると、早ければ4月8日、遅くても30日の決定会合で発表される公算が強いと思います。仮に夏以降までづれ込む事が有れば、逆説的に本邦から海外投資資金が流出し、円高・株安の振れるでしょう。貿易決済で米ドルは重要ですから、しばらく日銀の動向には注視が必要だと思います。

 

 

為替ユーロの今後(2014/4/7)

 昨日の欧州中央銀行総裁のマリオ・ドラギ氏から驚きの発表がなされました。ユーロ危機以降欧州経済が慢性的なデフレに陥っており、インフレ率が目標の1/4で停滞していることから、このままの状況が継続するなら量的緩和を真剣に考慮せざるを得ないとの事です。政策金利は0.25%で据え置きましたが、量的緩和に関しては非伝統的手段を講じる用意がいつでも有ると発言、それに呼応するように早速ユーロ相場が反応致しました。最近はBRICs諸国の変調やフラジャイル5の問題であまり目立たなかった欧州経済ですが、実態経済はデフレ懸念や失業率は改善したとはいえ以前高水準のままとなっております。さらに来年以降ユーロ危機の際にオペをした期限が迫り、再びユーロ危機再燃の可能性も有る事から、今回の発言となったのでしょう。貿易でユーロ決済は米ドルほど多くは有りませんが、マルタ、キプロス、アイルランド、ドイツなどユーロ高の恩恵を受けて輸出台数が伸びてきた国への輸出は、しばらく注意してインボイス発行、換金をする必要有るかもしれません。極端なユーロ安にはならずとも、利幅が薄い輸出契約の企業には注意が必要です。

2013年新車販売実績乗用車部門(2014/4/4)

2013年度新車販売実績乗用車部門の速報

1位・・・トヨタ・アクア  259,686台

2位・・・トヨタ・プリウス  251,915台

3位・・・ホンダ・フィット  217,100台

4位・・・日産・ノート  135,162台

5位・・・トヨタ・カローラ  117,255台

6位・・・日産・セレナ  95,716台

7位・・・トヨタ・ヴィッツ  86,814台

8位・・・トヨタ・クラウン  74,370台

9位・・・スバル・インプレッサ  62,524台

10位・・ホンダ・フリード  60,849台



車種別2013年度販売実績速報 (2014/4/4)

軽自動車も含めた車種別販売実績

1位・・・トヨタ・アクア  259,686台

2位・・・トヨタ・プリウス 251,915台

3位・・・ホンダ・N-BOX 225,900台

4位・・・ホンダ・フィット  217,100台

5位・・・ダイハツ・ムーヴ  193,672台

6位・・・ダイハツ・タント  180,590台

7位・・・スズキ・ワゴンR  180,029台

8位・・・ダイハツ・ミラ  164,027台

9位・・・日産・デイズ  139,810台

10位・・スズキ・スペーシア138,469台