三菱待望の新型SUV発売へ(2017/3/1)

三菱自動車工業は、2017年度内に新型クロスオーバーSUV「エクリプス・クロス」を国内で発売を開始します。まず2.2リッタークリーンディーゼル仕様を投入し、その後同社初の新型1.5リッターガソリン・ダウンサイジングターボ仕様を追加する予定。新型クロスオーバーSUVは世界戦略車との位置付けており、今年秋には欧州、北米、中国市場に順次投入していく。当初岡崎製作所で生産し、将来的には現地生産化も検討していく。「エクリプス・クロス」は3月7日からスイスで開催される「ジュネーブ国際モーターショー」で世界初公開します。「アウトランダー」をベースに、スタイリッシュなデザインを採用し、全長は4.405メートルとアウトランダーより約30㎝コンパクトにしている。肝のエンジンは、2.2リッタークリーンディーゼル仕様+8速AT、1.5リッターダウンサイジングターボガソリン仕様+CVTを用意、駆動システムはアウトランダーで好評だった電子制御式4WDを採用させる力の入れようだ。世界的に人気のある小型SUV市場に、遅ればせながらようやく三菱自動車が参戦する形となりました。

三菱・フィリピンでミラージュ生産を開始(2017/3/1)

三菱自動車工業は27日、フィリピン共和国マニラ市のマラカニアン宮殿(大統領府)において、コンパクトセダン「ミラージュG4(アトラージュ)」の生産開始式典を行いました。「ミラージュG4」は2月17日、同国における生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(MMPC)ですでに生産を開始しています。MMPCは1963年2月に設立され、三菱自動車の車輌の製造及び販売を手掛けている会社で、出資比率は三菱自動車が51.0%、双日が49.0%。工場敷地面積は21.4ヘクタールで年間5万台の生産能力を有している。

(一部株主IRレポートより抜粋)

ホンダ、インドネシア累計生産100万台突破(2017/2/28)

ホンダ技研工業は27日、インドネシアでの4輪車累計生産台数が100万台を突破したと発表しました。2003年2月に西ジャワ州カラワンに初の生産拠点を新設して以来、14年での達成となりました。同工場で年間2万台規模で「ストリーム」生産を開始、その後2014年1月に第二工場を稼働し同年4月には累計50万台を達成しました。現在の生産能力は第一工場が8万台、第二工場が12万台の合計20万台で、同国内向けに「モビリオ」、「ブリオ」、「ブリオ・サティヤ」、「CR-V」、「フリード」、「ジャス(フィット)」、「BR-V」など7車種を生産、同国内のシェアは19%にまで成長している。また同工場では4輪車の部品供給拠点として、日本、ASEAN諸国、南西アジア、ラテンアメリカへ輸出している。インドネシアでの販売台数はホンダにとって、米国、中国、日本に続く4番目の重要な市場だけに、今後も生産台数や車種を増加させる狙いだ。

2017年1月乗用車メーカー8社輸出比率(2017/2/28)

2017年1月・日系乗用車メーカー8社国内総生産台数に対する輸出比率及び海外生産台数

(国内総生産台数に対する輸出比率)

マツダ 74.8%

スバル 69.3%

三菱 53.7%

日産 52.5%

トヨタ 48.6%

スズキ 12.9%

ホンダ 7.8%

ダイハツ 0.0%

パーセンテージが高いほど、国内生産における輸出比率が高い

(海外生産台数) 

トヨタ 475,077(+4.8)65.5%

日産 365,147(-1.8)79.0%

ホンダ 349,834(+2.2)84.8%

スズキ 202,902(+14.6)72.0%

マツダ 50,838(-3.6)43.0%

ダイハツ 48,221(+34.9)41.1%

三菱 45,299(+5.0)47.8%

スバル 32,335(+66.1)39.1%

カッコ内前年同月比増減率%

右側パーセンテージ%は、世界生産台数における海外生産比率(%が高いほど、海外生産比率が高い)

(日刊自動車新聞データ)