トヨタ紡織、レクサスLCに納入へ(2017/3/22)

 トヨタ紡織は21日、トヨタ自動車の新型レクサス「LCシリーズ」のシートとドアトリムが採用されたと発表しました。シートは本体にシートバックを重ねたレイヤー構造を採用、六つの電動機能を備えながら単体で20Kg以下に重量を抑制している。ドアトリムは、世界初のDRAPE(ヒダ形状)をアルカンターラ表皮で実現させた。愛知県豊田市の猿投工場で手作業を含む専用ラインで製造し、トヨタ自動車・レクサス製造工場へ納入する。同社は新型レクサスのブランドイメージに合わせ、「先進のデザイン性とホールド感、快適性を目指した。」とのこと。近年トヨタ上級車のシートの評判が良いのも、トヨタ紡織の隠れた功績と言っても過言は無いでしょう。またドアトリムに関して、600ミリのLED導光管を仕込み、「ウェルカムモード」と運転中の「走行モード」の2通りでドア回りを照らし、高揚感と落ち着いた雰囲気を演出する憎い仕掛けとなっている。

(一部日刊自動車新聞より)

ハリアー6月に2リッターターボ追加設定へ(2017/3/22)

トヨタ自動車は6月、「ハリアー」のマイナーチェンジに合わせて、現行の2.0リッターガソリン、2.5リッターHVに加えて2.0ガソリンターボの6速AT仕様を追加設定致します。記者発表は6月初旬、店頭発表会は6月下旬の土日となる見込み。グレード体系の見直しも図られ、現行の最上級グレード「プレミアム・アドヴァンス・パッケージ」に対し、より機能を充実させた「最上級グレード」を新設するとともに、現行の「GRAND」は廃止される。安全装備面でも抜かりは無く、予防安全パッケージの「トヨタ・セーフティ・センス・パッケージ」が標準装備されます。肝のエンジンはレクサスやクラウンに使用された「8AR-FTS」の直列4気筒DOHC16バルブ・ツインスクロールターボ・VVT-iW直噴エンジン仕様となると思われます。ボディーカラーは3色が廃止、2色が追加設定される予定で、内外装含めてアッパーミドル層をくすぐる仕様となりそうだ。新型「C-HR」がややオーバースペックとなり、価格帯もハリアーに近くなってしまったことから、新型「ハリアー」ではよりプレミア感を出してくると思われます。「ハリアー」シリーズは1997年から販売が開始されて今年で20年、20年経過しても今なお国内外で人気が有る名車と言える自動車でしょう。

アウトランダーPHEV台湾燃費部門で満点獲得(2017/3/21)

台湾行政院環境保護署がこのほど発表しました2017年度版「自動車エコ度評価」で、三菱自動車工業の「アウトランダーPHEV」が燃費部門で最高評価の満点を獲得しました。燃費の算定値が54.6Km/Lで10点満点、排気音、静音で及ばず、総合得点24点となりましたが、結果は過去最高の6位に躍進した。因みに総合1位はホンダ技研工業のアコードHVで、燃費の算定は23.7Km/Lだったが、静音性では最高評価を獲得、総合27点で総合1位を獲得しました。アウトランダーPHEVは、オセアニアでも高い評価を得ており、一時注文に輸入が追いつかない状況になったことも有るくらいでした。日産自動車の傘下に入り、今後は少数精鋭の車輌ラインナップを期待したいところだ。

ぶつからない車は仕事を奪うか(2017/3/21)

近年自動車販売戦略の肝となりつつある自動ブレーキ搭載車輌、いわゆるぶつからない車。昨年の全国事故発生件数は四拾九萬232台と10年前と比較して約40%も減少している。もちろん事故など無い方が良いのは、言うまでも有りませんが、事故が減少するということは、自動車板金修理業者の仕事をゆっくり確実に奪っていくことを意味します。その他カメラやセンシング性能に影響を及ぼす可能性のある車高調、撥水コートもNGになってきている。今まで当たり前に有った自動車に関連する仕事やパーツの販売が、今後激変する可能性が高まってきたと言えるかもしれません。

(一部日刊自動車新聞より)