好調続くキャンピングカー売り上げ(2016/6/30)

以前レポートした通り、キャンピングカー販売が順調に推移しており、昨年はとうとう過去最高の売り上げを更新した。27日に公表された「キャンピングカー白書2016」によると、新車・中古車ともに前年比約10%伸長を見せる盛況ぶりで、売上総額は前年比10.9%増の357億円となり、過去最高を更新。総保有台数は9万5100台となり、10万台も目と鼻の先だ。キャンピングカーの人気は、リタイヤされた方々の需要、子育て世代の需要、BBQブームなど様々な要因が重なり現在の状況を生み出していると見ている。特に日本の宿泊システムは世界では1部屋単位の宿泊料が主流なのに対し、我が国では相も変わらず一人頭で割高な料金を貪っている。こういう状況下で、年に何度も泊まりで旅行など無理な話である。キャンピングカーを持っていれば、好きな時に好きな場所へ気軽に行け、トイレや食事の心配も要らないのが人気に火を付けていると思われる。

(一部日刊自動車新聞より)

新型インプレッサ10月発売へ(2016/6/29)

富士重工業は、主力車種「インプレッサ」を約5年ぶりに全面改良し、10月に販売する。次世代型プラットフォーム及び新デザインコンセプトを採用した第1弾で、総合性能を向上させながら車両価格を現行車と同水準を維持させる。現行モデルは7月にオーダーストップし、新型車の先行受注にシフトする。同車は好調な国内販売を支える主力商品、昨年の販売台数は前年比4%減の4万4024台とモデル末期で販売を減らしたが、登録車販売の約36%を占める屋台骨だ。次期インプレッサに採用する「スバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)」は、2025年まで見据えた全車種からEVまで対応する次世代型プラットフォーム。「日本車のみならず、欧州車も超えた感性に響く動的質感を実現した」と豪語している。

日産2年半ぶりに新型車投入(2016/6/29)

日産自動車は、2014年2月のデイズルークス以来日本国内に2年半ぶりに新型車を投入し、新車攻勢を仕掛ける。中型ミニバン「セレナ」を6年ぶりに全面改良し、8月に発売する予定。さらに電気自動車EVの駆動ユニット「e-パワートレイン」を搭載したハイブリッドHVをノートに設定し、11月に販売を開始する。主力車種のセレナは、自動運転技術「パイロット・ドライブ1.0」の商品化第1弾モデルで、主に高速道路での自動運転を想定し、車線変更以外の自動運転を安全に行えるようにする。「e-パワートレイン」を搭載する「ノート」はHV仕様で、トヨタ・アクアの燃費を上回る燃費基準を目指して販売する予定。

メーカー各社欧州戦略見直しへ(2016/6/28)

BREXIT後、自動車メーカーを始め英国に生産拠点を持っている各メーカーが、今後の対応を協議している。EU離脱となれば、EU域内に輸出する際に10%の関税が賦課されるようになり、もはや英国で生産するメリットが薄くなる。自動車メーカーが撤退すれば、併せて部品メーカーも撤退せざるを得ない状況になり、結果雇用が大きく失われるということになるでしょう。現状は関税の割合以上にポンドが暴落しているため今すぐどうのこうのということにはならないと思いますが、中長期的には難しいかじ取りを迫られると思われます。

2015年暦年ではトヨタが19万台、ホンダが11万9千台生産、このうちトヨタは75%、ホンダは60%をEU域内に輸出しています。日産は47万7千台を生産し、8割を輸出に振り向けている。

(一部日刊自動車新聞より)