マツダ自動車は16日、クロスオーバーSUV「CX-5」を来年5年ぶりとなるフルモデルチェンジさせると発表し、その新型車を世界初公開致しました。新型「CX-5」は同社の年間販売台数の4割を占める基幹車種で、ブランド強化と販売拡大を目指し、2017年2月に日本から順次投入する予定。2代目「CX-5」は、車両運動制御技術「G-ベクタリング・コントロール」を踏襲、パワートレインは、2リッター・2.5リッターガソリン仕様「スカイアクティブ-G」と2.2リッターディーゼル仕様「スカイアクティブ-D」を搭載する。尚北米市場は現行モデルはガソリン仕様のみの販売となっておりますが、厳しい排ガス規制に対応出来たということで、ディーゼル仕様も販売を開始する予定だ。現行の「CX-5」は2012年に登場し、120の国と地域で販売されており、世界的なクロスオーバー・SUV人気に乗る形で好調に推移しており、2代目の売れ行きはマツダにとって非常に重要になるでしょう。
1980年代後半から1990年代に日本を襲った不動産バブル、25年を経過した今、再び都市部を中心に不動産バブルとなっている。日銀が16日に発表した、4~9月期の国内金融機関による不動産事業向け新規融資が5兆8943億円と、前年比16%増加と上期としては、バブル期の1989年上期の5兆円強を超え過去最高を更新したとのこと。新規融資が伸長した背景には、マイナス金利導入、融資先の縮小、東京オリンピックを見越したホテル事業、REIT、民泊、等々が挙げられる。更に人件費の高騰や資材費の高騰も価格形成に歪みを齎し、融資金額の増加を後押ししている。
日本だけで無くお隣り中国でも、2014年4月以来の不動産投資金額になっている。中国国家統計局のデータを基にロイターが算出した数値で、10月の不動産投資金額は前年同月比13.4%増と9月の7.8%増をも上回った模様。以前も中国株式バブルを指摘してすぐに暴落しただけに、不安が頭をよぎる今日この頃です。さらに中華系マネーが(含む香港・シンガポール)、BREXIT前までの英国、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、日本等の先進国主要都市、観光地、そして新興国の主要都市を中心に資金が流入しており、どこかで深刻な崩壊が発生すればニュートンのゆりかご現象のように、他国に連鎖する可能性もゼロでは無いでしょう。
今年も様々な新型車が投入された国内自動車市場、その中でとりわけインプレッションを受けた車輌をプラネットカーズ・オブ・ザ・イヤーとして誠に勝手ながら選出させて頂きました。それは…日産「ノートe-POWER」で御座います。これまでのHV車の常識を覆す、見事な技術だと思います。内燃機関エンジンを発電機として搭載し、電気で走るという発想の転換は素晴らしく、技術の日産の面目躍如と言えると思います。これにより今後コンパクトSUV、コンパクトトール、商用車へと派生化させることが出来るでしょうから、非常に面白いと思います。これまで航続距離、充電設備、充電時間等々、様々な制約が有ったEV自動車を、HV化させて世に送り出したことは素晴らしく、ここに選ばせて頂きました。
Toutes mes felicitations !! NISSAN ”NOTE e-POWER"!!
Toutes mes felicitations!! Monsieur Carlos Ghosn!!
ホンダ技研工業は、先進運転支援システム「ホンダセンシング」を軽自動車にも展開するとしました。2017年後半に投入予定の次期「N-BOX」を皮切りに軽自動車や「フィット」等主要モデル全車に設定する予定。以前からレポートしておりますが、今後先進運転支援システムの搭載設定やその完成度が、売り上げを左右するかもしれない。現在ホンダの「N-BOX」や「フィット」に赤外線レーダー式の「シティブレーキアクティブシステム」を設定しているが、他社メーカーと比較すると後塵を拝していると言わざるを得ない状況だ。このため同社は次期N-BOXを皮切りに、ミリ波レーダーと単眼カメラを用いた新技術を踏襲する。この新システムはすでに上級モデルの「レジェンド」、「オデッセイ」、「アコードHV」等に設定されているが、今後安価なモデルにも踏襲させることで、クラストップの安全性能を訴求しコストダウンも狙う予定。
(日刊自動車新聞より)