ムニューチン新財務長官口先介入へ(2017/1/23)

新しく財務長官に就任するムニューチン氏ですが、承認に向けて行われた議員の質問に対して、過度に強いドルは短期的には米国にマイナスの影響を及ぼすと発言しました。またドル高を誘発する為替操作の問題に対しては、適宜適切に対処するとも発言し、これを受けて為替市場ではドルが売られ、これまでドルに対して一気に安くなった円やメキシコペソなどの通貨が買い戻されています。さらに米国に影響を及ぼす不公平な貿易に対しては、対処・是正を促すとの事で御座います。トランプ相場と言われ、掌返しで一気にドル高・株高・債券安が11月8日の大統領選挙以降進んで参りましたが、値幅の大きいボラタイルな値動きに翻弄されそうです。

豪州GMホールデン10月20日で生産終了へ(2017/1/23)

豪州GM・ホールデンは、オーストラリア国内での自動車生産を10月20日に終了すると明らかにしました。南オーストラリア州エリザベス工場は、1963年の稼働開始以来、54年の自動車生産の歴史に幕を閉じると地元新聞が伝えました。GMホールデンは、豪ドル高、人件費の高騰、一時の原油高を背景に、同国での自動車生産を打ち切る。今後はGM系列からの輸入車販売に移行するが、同工場では10月20日まで主力車種の「COMMODORE」が3万台生産される見通し。15年くらい前までは同国内でGMホールデン、フォード、トヨタ自動車と三つ巴のシェア争いをしていましたが、最近はマツダ自動車やヒュンダイにも抜かれるぐらい低迷している。来年以降どう巻き返していけるか、車種構成に掛かっていると言えるでしょう。

リサイクル申請書類送付先またまた変更へ(2017/1/23)

公益財団法人自動車リサイクル促進センターで、輸出時にリサイクル預託金返還請求をする窓口の自動車リサイクルシステム輸出返還事務センターが、またまたお引越しされることとなりました。大田区の現事務所は2017年3月まで送付可能で、4月以降は下記の新住所になるとのことですので、お気を付けて下さい。また送付方法に関しても、今回から指定となり、間違った方法で発送すると輸出事業者が処罰される可能性も有るとのことですから、くれぐれも御注意下さい。

(新たな申請書類送付先)

105-8799

東京都 港区 西新橋 3-22-5

芝郵便局 郵便部 気付

JARC 輸出返還申請書 受付係

TEL:050-3786-7001

(特別注意事項)

※申請書類は郵便法により「信書」扱いとなります。必ず郵便(定型、定型外、レターパック)や信書便事業者による各種信書便にてお送りください。ゆうパックや各種宅配便は不可。信書扱いで送らない場合、申請書類送付者及び運送事業者が罰せられるそうです。また直接受け付けも厳禁となるとのことです。

米国第45代大統領就任へ(2017/1/20)

1月20日、ドナルド・トランプ氏が米国第45代大統領として就任演説を行いました。米国第一主義を全面に押出し、オールドエコノミーに代表される製造業の復活、雇用の創出を求めていくという内容に多くの時間を割いておりました。今後は米国外から輸入された物品に関して、ボーダーTAX(国境税)を課すという方針との事ですが、アップル製品や小売り商品を始め、ほとんどが米国外で製造されたものを輸入していますので、ボーダーTAXに関しては相当紆余曲折が有ると思われます。為替に関して、日米金利差の影響でドル高に向かい易い状況では有りますが、ドル高=米国企業にとって収益悪化要因となるため、今後の口先介入により、為替が大きく振れる可能性も有ると見た方がよいでしょう。