NOK世界初の技術を踏襲しシールリング2機種開発へ(2017/3/31)

オイルシール国内No.1のNOKは、世界初となる技術を採用して摩擦係数を低減した自動変速機用シールリング2機種を開発したと発表しました。新機種「TS-Ring」は摺動面にオイルを供給する形状を採用するなどし、動作圧作用によって従来品比で最大80%の低トルク化を実現する。もう一つの新機種「CT-Ring」は外周面を凸型として押し付け荷重を低減し、トルクを最大70%減らす事に成功させている。新機種の二つは作動効率の向上に加え、付帯効果として「TS-Ring」は油膜により直接接触する機会が減るため、シールリングの耐久性が高まり、「CT-Ring」は従来品と比べて搭載スペースを縮小出来ることから、変速機設計の自由度を高めることが出来るという。世界的な環境規制強化に対応するため、変速機の効率向上は避けては通れなくなっており、同社の商品は注目に値すると思っています。

(一部日刊自動車新聞より)

JDI鳥取工場能力増強へ(2017/3/30)

ジャパンディスプレイ(JDI)は、車載用液晶ディスプレイを生産する鳥取工場の液晶パネル生産能力を増強するとともに、2018年4月稼働予定で自動組立ラインを新設します。今後さらに増加が見込まれる車載用ディスプレイ市場で、2021年度売上高で2016年比約3倍の増収を目指す。まずは自動車に搭載されるディスプレイ数の増加に対応するため、液晶パネル生産能力を12%増強、さらに液晶パネル生産拠点内に液晶モジュールの自動組立ラインを新設し、新製品の供給体制を拡充する予定だ。自動運転車輌はもちろん、IoTで繋がる自動車の伸びは相当見込まれでしょう。

2017年2月乗用車メーカー8社海外生産台数及び比率(2017/3/30)

2017年2月乗用車メーカー8社海外生産台数及び海外生産比率

トヨタ:468,052(+6.3)62.9% ★

日産:364,541(+10.3)79.2% ★

ホンダ:347,501(+8.2)83.4% ★

スズキ:186,561(+11.6)65.8% ★

マツダ:52,336(+21.3)40.0%

ダイハツ:51778(+44.7)39.3% ★

三菱:47,156(+6.4)46.1%

スバル:33,084(+47.1)35.8% ★

カッコ内前年同月比増減率%

★印 2月過去最高更新

右端の%の数値が高いほど海外生産比率が高い

(日刊自動車新聞データ)

2017年2月乗用車生産・輸出実績(2017/3/30)

2017年2月乗用車メーカー8社国内生産及び輸出実績

メーカー:国内生産        輸出台数

トヨタ:276,618(+23.6)140,906(+17.1)

スズキ:96,896(+53.5)17,104(+101.5)

日産:95,715(+14.2)52,745(+25.6)

ダイハツ:79,859(+24.8)0(-100.0)

マツダ:78,319(-9.7)56,768(-15.3)

ホンダ:69,126(-8.3)7,746(-29.9)

スバル:59,337(-3.0)44,765(-14.5)

三菱:55,124(-12.2)32,395(-21.5)

カッコ内前年同月比増減率%

スズキ自動車は、国内は新型車ワゴンR、輸出は欧州向け「スイフト」、「イグニス」の寄与度が高く増加率が突出しました。

(日刊自動車新聞データ)