廃車まで無税に?(2014/11/12)

 車体課税に関する経済産業省の新制度案が11日、明らかになりました。電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド(PHV)、クリーンディーゼル車に関しては、当該車輌廃車時まで自動車重量税と自動車税を徴収しないとのことで、次世代型の車輌への移行を図る狙い。今後も侃侃諤諤の議論が予想され、自動車に関する新税制は紆余曲折有るでしょう。経産省案は下記の通り。 (自動車重量税)

EV・PHV・クリーンDE⇒廃車まで免税

2020年度燃費基準+20%⇒3回目車検時まで免税

2020年度燃費基準+10%⇒2回目車検時まで75%減税

2020年度燃費基準車⇒2回目車検時まで50%減税 (自動車税)

EV・PHV・クリーンDE⇒廃車まで免税

2020年度燃費基準+20%⇒4年目まで75%減税

2020年度燃費基準+10%⇒4年目まで50%減税

2020年度燃費基準車⇒4年目まで25%減税

ロシア経済の混沌化(2014/11/12)

 ロシア通貨ルーブルが先週末1ドル48ルーブルまで下落、対前年比50%という異常な状況に陥っております。ロシア株価指数RTSも1000ポイントを割れ、6月の1400ポイントと比較しても30%以上の暴落となっております。更に原油価格の下落が外貨獲得の重しとなっており、今後も下落が続くようなら更に厳しい国家運営を迫られる可能性が有ると思われます。ロシアは中古自動車輸出ベスト3の常連国として長年君臨しておりましたが、今後の情勢によっては厳しくなるかもしれません。いずれにしろ当サイトでレポートしている通り、掛売り輸出は見合わせるのが肝要でしょう。

 

 

軽車名別販売台数10月(2014/11/10)

軽自動車車名別販売台数10月

1位・・・タント 16,237台(+182.7)

2位・・・N-BOX 13,988台(-20.5)

3位・・・ワゴンR 11,900台(+1.3)

4位・・・ハスラー 9,936台(NEW)

5位・・・N-WGN 9,388台(NEW)

6位・・・ミラ 9,167台(-32.1)

7位・・・デイズ 8,609台(-26.3)

8位・・・スペーシア 8,090台(-43.7)

9位・・・アルト 7,789台(+12.2)

10位・・・ムーヴ 7,524台(-40.2)

11位・・・eK 2,804台(-29.7)

12位・・・N-ONE 2,486台(-55.0)

13位・・・モコ 2,349台(-29.3)

14位・・・ピクシス 1,693台(-25.3)

15位・・・ジムニー 1,111台(+1.0)

カッコ内前年同期比増減率% 消費税増税の反動減の最中相変わらず好調なタント、ハスラーですが、その他車種は厳しい状況が続いております。今後も個人向け耐久消費財の自動車、特に軽自動車は厳しいと思われます。

乗用車車名別販売台数10月(2014/11/10)

登録乗用車車名別販売台数10月

1位・・・アクア 18,031台(-9.8)

2位・・・フィット 13,506台(-42.0)

3位・・・プリウス 13,183台(-36.9)

4位・・・ヴォクシー 10,735台(+227.5)

5位・・・カローラ 8,407台(-33.4)

6位・・・ノート 8,036台(-16.2)

7位・・・ヴェゼル 7,663台(NEW)

8位・・・ハリアー 6,665台(NEW)

9位・・・ノア 6,550台(+166.3)

10位・・・デミオ 6,102台(+118.7)

11位・・・ヴィッツ 5,998台(-13.0)

12位・・・セレナ 4,628台(-27.0)

13位・・・フリード 4,423台(-9.4)

14位・・・レヴォーグ 4,059台(NEW)

15位・・・パッソ 3,943台(+10.6)

16位・・・クラウン 3,700台(-38.2)

17位・・・X-トレイル 3,076台(+33.8)

18位・・・ステップWGN 2,595台(-51.1)

19位・・・スイフト 2,537台(-17.9)

20位・・・スペイド 2,423台(-40.1)

21位・・・アクセラ 2,368台(+84.6)

22位・・・ソリオ 2,360台(+25.7)

23位・・・ヴェルファイア 2,215台(-51.4)

24位・・・エスティマ 1,913台(-31.1)

25位・・・インプレッサ 1,905台(-54.2)

26位・・・CX-5 1,830台(-29.4)

27位・・・ポルテ 1,776台(-31.4)

28位・・・アルファード 1,684台(-45.1)

29位・・・オデッセイ 1,634台(+11.2)

30位・・・ラクティス 1,621台(-17.5)

30位・・・ランドクルーザー 1,621台(+13.6)

カッコ内前年同期比増減率% 相変わらず好調持続のヴォクシー、ノアの販売実績を見るに、さんざん当サイトでレポートしている通り、中・大型ミニバンにHV仕様のラインナップは必須ということでしょう。逆にHVやディーゼルをラインナップに揃えられないと、販売結果に大きく影響する可能性が高いと言わざるを得ないでしょう。