先週ギリシャのバルファキス財務省とドイツのショイブレ財務省とで会談が開かれましたが、予想通りの物別れに終わりました。その後の独ショイブレ財務省の会見で、ギリシャ危機の根本原因はEUやドイツでは無くギリシャ自身に有り、その辺の考えが違うということが明確に判ったと異例の会見となりました。そんな中プーチン大統領は、5月9日にモスクワで開催される第二次世界大戦における、対ドイツ戦勝70周年記念式典にギリシャツィプラス新首相を招待すると発表しました。ギリシャ新首相ツィプラス氏も、ドイツに対して膨大な戦後補償を放棄した経緯を踏まえ、今後ドイツに対して過去の戦争問題を追及しようと画策しています。ギリシャは債務削減を目指し。これからEUやドイツに対して、中国や韓国のように過去の戦争責任を盾に交渉すると思われ、場合によってはロシア側に付くということをチラつかせるでしょう。今後のEU&ドイツVSギリシャ&ロシアの動向に注目が集まりそうです。
日本時間6日夜に米国雇用統計が発表されますが、市場予想が23万人となっておりますが、予想より良い数値が出た場合は、再び円安・ドル高に振れるでしょう。ただ先日のレポート通り、このまま一気に120円を突破するという状況は、世界の景気動向を鑑みますと確立は低いと言わざるを得ないかもしれません。当面は115円~120円のボックス相場、情勢の変化で115円を割った場合に真空地帯の下落に要注意ということでしょうか。
2014年暦年(1月~12月)国別中古自動車輸出ベスト41~60
41位:ボリビア 3,312(-3.9)
42位:ナイジェリア 2,923(+118.5)
43位:トルコ 2,909(+67.0)
44位:スワジランド 2,822(+60.6)
45位:パプアニューギニア 2,239(-21.7)
46位:パラグアイ 2,068(+144.4)
47位:カナダ 1,988(+42.1)
48位:ドミニカ共和国 1,985(+120.3)
49位:アイルランド 1,656(+203.9)
50位:レソト 1,457(-34.0)
51位:バルバドス 1,313(+34.3)
52位:U.S.A. 1,299(+24.1)
53位:ガーナ 1,266(-5.9)
54位:アンティグア・バーブーダ 1,237(+55.2)
55位:サモア 1,106(+32.9)
56位:ブルンジ 1,104(+37.8)
57位:マカオ 1,025(+58.4)
58位:南スーダン 980(+34.4)
59位:ソロモン 973(+5.0)
60位:タークス&カイコス 969(+122.2)
カッコ内前年比増減率%
2014年暦年(1月~12月)国別中古自動車輸出ベスト21~40
21位:スリナム 12,606(-8.1)
22位:ジャマイカ 10,347(-4.2)
23位:ボツワナ 10,336(+38.2)
24位:香港 9,727(+18.4)
25位:タイ 9,285(+12.0)
26位:ジンバブエ 7,963(+35.1)
27位:コンゴ民主共和国 7,451(+58.0)
28位:ガイアナ 7,366(-4.4)
29位:モーリシャス 6,391(-5.7)
30位:オーストラリア 6,099(+1.2)
31位:フィジー 6,033(+50.0)
32位:キプロス 5,768(+84.3)
33位:マルタ 5,108(+120.6)
34位:ナミビア 5,039(+95.8)
35位:シンガポール 4,684(+112.8)
36位:マラウィ 4,657(+57.2)
37位:イギリス 4,350(+63.5)
38位:中国 4,229(+33.9)
39位:バハマ 3,809(+28.9)
40位:インドネシア 3,584(+19.6)
カッコ内前年比増減率%
円安の恒常化で全体的に輸出台数が増加に転じており、特に終盤までのユーロ高・円安効果+経済復調で、キプロス・マルタが伸張、シンガポールはCOEの下落により急伸しているが、2008年までの水準にまで復帰するかは懐疑的です。やはり昨年は、全体的に円安の好影響が色濃く反映された1年と言えるでしょう。