自動車課税の見直し案の骨子(2013/11/9)

 消費税増税に伴う自動車課税見直し案の骨子が昨日決まりました。現段階では、燃費や二酸化炭素排出量に応じて税金を賦課する、環境税的な意味合いという事です。重量税は15年度の燃費基準を20%上回る車の場合、1回目の車検は免税、2回目は50%免税、13年超の旧車に関しては数百円程度の増税という案。 自動車取得税は来年4月以降エコカーのみ減税となり、消費税が10%になる予定の2015年10月から廃止を予定。

 自動車税・軽自動車税に関しては、環境税的な税制に移行を考えており、燃費基準を満たしCO2排出量が少ない車輌を優遇する環境税に、軽自動車に関しては現在の税金が安すぎるという、海外や地方から声に呼応する形で増税を目論んでおります。軽自動車の販売台数が加速度的に伸長しておりますので、自動車取得税と同額にまでなっている軽自動車税にその負担を見込む形で思案しております。 筆者の予想では、県税扱い月割り方式の15,000円か18,000円/年と見ており、TPP交渉、ユーロ圏とのFTA、消費税問題、この3件が重要な鍵を握ると思います。 上記はあくまで見直し案で決定事項では無く、業界団体を中心に反発が根強いのでしばらくは侃々諤々の議論が続くでしょう。

(ブコビッチ)

 

輸入車販売好調続く(2013/11/8)

 日本自動車輸入組合(JAIA)が発表しました10月の外国メーカー新規登録台数は、前年同月比28.2%増の2万13台となり、18ヶ月連続で増加し好調持続となっております。昨年11月からの円安により販売が多少苦戦するかと思われておりましたが、それ以上に株や不動産などの含み資産高効果で、都市部を中心に輸入車人気が強まりました。3月までは消費税増税前の駆け込み需要も期待出来るでしょうし、高級車に関しては今後の経済状況によって4月以降も順調に推移することも予想されます。アベノミクスは、インフレ政策によるバブル経済復活を目指しておりますから、特に東京都心部、臨海部等の含み資産をお持ちの方や個人投資家を中心に、高級車が飛ぶように売れるようになるかもしれません。 輸入車メーカーでは、VWが2ヶ月ぶりに首位、以下メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、ボルボ、BMWミニ、フィアットになりました。(本邦メーカーを除く)

(ブコビッチ)

 

ホンダ・フィット-N BOX 首位奪還!(2013/11/8)

 車名別新車販売台数が発表になりましたが、ホンダ・フィットが大躍進で2年半ぶりに玉座を奪還致しました。フィットは9月のフルモデルチェンジ後、ハイブリッドを中心に順調に台数を重ね、それまでトヨタハイブリッドの双竜である、プリウス・アクアを30ヶ月ぶりについに抜き去りました。11月に入っても順調な販売が続いておりますので、しばらくは熾烈なトップ争いとなるでしょう。 軽自動車部門でも圧倒的大差でN BOXが首位となり、めでたくWトップとなりました。ホンダは今後、収益率の良い車輌の販売台数を伸ばせるかが課題となりそうです。

(ブコビッチ)

ブコビッチレポート バックナンバ

2013年10月の軽自動車新車販売成績速報(2013/11/8)

1位 ホンダ・N BOX (17,600)

2位 スズキ・ス2013年10月の普通車新車販売成績速報(2013/11/8)ペーシア (14,366)

3位 ダイハツ・ミラ (13,495)

4位 ダイハツ・ムーヴ (12,585)

5位 スズキ・ワゴンR (11,746)

6位 日産・デイズ (11,686)

7位 スズキ・アルト (6,940)

8位 ダイハツ・タント (5,743)

9位 ホンダ・N-ONE (5,522)

10位 三菱eK (3,989)

12位 トヨタ・ピクシス (2,265)

13位 マツダ・フレアW (1,616)

14位 スズキ・MRワゴン (1,434)

15位 スバル・ステラ (1,341)

以上(社)全国軽自動車協会連合会データより転用させて頂きました。

 

 ダイハツムーヴ・ミラ、スズキ・ワゴンR、日産デイズが第二四半期の決算セール終了後台数を減少させる中、順調に台数を伸ばしたスズキ・スペーシアが第2位に躍進しました。今後 フルモデルチェンジしたダイハツ・タントが加わり、熾烈な2位争いとなりそうです。

(ブコビッチ)