中国不動産下落ペース鈍化へ(2015/5/18)

昨年から続く金融緩和政策や、爆騰といっても過言では無い中国株式市場の上昇による資産効果によって、3月まで下落が止まらなかった不動産市況の下落ペースが鈍化してきたとのことです。ただ何度もレポートしている通り、信用取引きでレバレッジをフルに効かせているため、アンワインドが発生した時の影響を考えた方が良い時期かもしれません。中国経済が不安定になれば、日本を含めたアジア全域に影響を及ぼしますから、注視し続けるべきです。

USS4期連続過去最高へ(2015/5/18)

自動車オークション最大手株式会社ユー・エス・エスの2015年3月期連結決算が発表され、売上高674億6600万円(-0.6%)、営業利益334億1100万円(+2.2%)、純利益216億6100万円(+8.5%)となり、4期連続で過去最高の利益を更新。(括弧内は前年同期比)

売上高の減少は、消費税増税の反動減による買い取り台数が減少したことが影響しましたが、恒常化した円安によって、輸出向け車輌が活発に取り引きされたことにより、利益は好調に推移しました。来年3月期の業績に関しても明るい見通しとしていると発表。

 

ケーヒン新システム生産開始へ(2015/5/15)

ケーヒンは13日、ダウンサイジング直噴ターボエンジン用システム製品を開発し、生産を開始したと発表しました。同製品はホンダの新型「ステップワゴン」に採用され、ミニバンの新たな方向性を示せるか注目が集まっております。高精度化されたインジェクターによる流量レンジの拡大、電力消費量を40%抑制した電子制御ユニット(ECU)、放熱効率を高めた設計等により、サイズを10%小型化するとともに重量を25%軽量化することに成功した(2012年比)。原油高が一服した現状で、燃費向上型ダウンサイジングターボが新たな販路を広げられるか、市場は注目している。

(一部日刊自動車新聞より)

武蔵精密工業、独ゲトラグから初受注(2015/5/15)

武蔵精密工業はドイツの変速機メーカー、ゲトラグからディファレンシャルアセンブリーを受注しました。欧州主要変速機メーカーの雄ゲトラグ社との取り引きは、全ての製品・地域を通じて初めてとなり、2017年2月からハンガリー欧州工場でラインを稼動させる。同社のディファレンシャルアッセンブリーは、ギアの組み合わせを最適化することで、10%の小型軽量化し燃費性能向上に貢献出来る利点が強み。同製品は主要取引先ホンダの他、すでに独変速機メーカーZF、ふぃあっとクライスラーオートモービルズ(FCA)に採用されており、信頼性は抜群だ。ゲトラグ社は、欧州でいまだ地位の有るマニュアルトランスミッションを主力として、欧州はもちろん、北米、中国に合計23の開発・生産拠点を展開。また同社は、新世代トランスミッション、デュアルクラッチトランスミッション(DCT)を強化しており、武蔵精密工業はそのディファレンシャルアッセンブリーを受注することになりました。

(一部日刊自動車新聞より)