日産リーフ航続距離300キロへ(2015/6/1)

兼ねてからの懸案事項で有ったEVの航続距離ですが、この度日産自動車は「リーフ」に搭載するリチウムイオンバッテリーの性能を高め、航続距離を300キロメートル近くまで伸ばせる見通しで、年内にも実用化させる。現在のリーフは使用方法によっても差異が有りますが、概ね180キロ前後というユーザーから指摘。これを同サイズ、同重量のまま正極材電極の厚さを増してリチウムイオンを多く保持しながら、寿命の低下や過充電を発生させない新たなリチウムイオンバッテリーの内製化に成功。これにより航続距離を300キロにまで伸ばすことで、EV市場を復権させる狙い。

軽自動車中古販売活況(2015/5/29)

今年4月以降に新車で購入された軽自動車から、軽自動車税が従来7,200円から約1.5倍の10,800円に切り替わるという事で、2015年3月以前に登録された軽自動車に人気が戻ってきております。通常は落ち込む4月に中古軽自動車販売は逆に好調で、前年同月比2.7%増と7ヶ月ぶりに増加に転じました。金額では年間3,600円(月換算では300円)の増加でしか有りませんが、また増税されるという心理的要因がかなり強いという裏返しでしょう。ただでさえ軽自動車は地方に行けば1人1台という地区も有る訳で、車輌へ安易に課税するのは如何なものでしょう。

円安牽制へ(2015/5/29)

12年ぶりの円安水準が続いておりますが、ここにきて大臣から円安牽制発言が成されています。現在TPP大筋合意に向けて交渉中で有り、為替操作国に対してはペナルティを課すべきだと米国議員から挙がっています。よってこのような状況下でどんどん円安に振れてもらっては困るというのが、政府の思惑です。それぐらいTPPの締結が政府に取って、重要な案件になっているという裏返しと見るべきでしょう。120円を超えてくると、今後も口先介入が常態化すると思われます。

住友電工17VISION(2015/5/29)

住友電工は26日、2017年までの中期経営計画「17 VISION」の修正分を発表、売上高3兆3千億円、営業利益2000億円、ROE9%以上に設定。今後も自動車部品を強化し、ワイヤーハーネス、コネクター、防振ゴムを中心にシェア拡大を目指す。また同社はリニアモーターカー関連銘柄としても物色され易い側面が有るので、ギリシャショック、チャイナショック等の大きく下がった場面で物色すると、良い果実を得られる可能性も有るでしょう。