ダイキョーニシカワの挑戦(2017/4/28)

ダイキョーニシカワは、軽量素材として注目を浴びている「セルロースナノファイバー(CNF)」の自動車分野への適用手法などを検証する環境省主導のプロジェクト「NCV(ナノ・セルロース・ヴィークル)プロジェクト」に参画したと発表しました。同社が自動車用樹脂部品メーカーとしてセルロース繊維と樹脂の複合材の成形や評価を担当、軽量で高強度な製品作りを支援し、環境対応に優れた車作りへの貢献を目指していく。CNFに関しては当サイトで何度もレポートしておりますが、鉄の1/5の重量にもかかわらず、強度は鉄の5倍以上の強度を確保できるほか、植物から抽出した繊維を樹脂部品の補強材に使用するため、環境負荷も小さく出来るということで、次世代材料として注目を浴びている。世界各国で自動車に関する環境規制が厳しくなっており、今後も自動車の軽量化は必須課題となると思われ、CNFには要注目でしょう。 (一部日刊自動車新聞より)

小型SUV群雄割拠へ(2017/4/28)

アジアを中心に世界的な潮流となりつつある小型SUV市場、今後も日欧を中心に群雄割拠の様相を呈してきそうだ。欧州メーカーはプレミア感、日系メーカーはエンジン仕様も含めた選択肢の多さを売りに、シェア争いが熾烈を極めそうだ。さらに今後は日産のFMC?、三菱の新型小型SUV投入など、益々激化すると思われます。下記に異論は有るかもしれませんが、各メーカーの小型SUVを列挙してみました。

(日系メーカー)

ホンダ・ヴェゼル(4.29 x 1.77 x 1.60)192万~

トヨタ・C-HR(4.36 x 1.77 x 1.55)251.6万~

マツダ・CX-3(4.27 x 1.76 x 1.55)237.6万~

日産・ジューク(4.13 x 1.76 x 1.56)173.8万~

スズキ・エスキュード(4.17 x 1.77 x 1.61)212.8万~

欧州メーカー)

メルツェデスベンツ・GLA(4.43 x 1.80 x 1.50)398万~

BMW・X1(4.45 x 1.82 x 1.61)405万~

アウディ・Q2(4.20 x 1.79 x 1.53)299万~

プジョー・2008(4.16 x 1.74 x 1.57)262万~

シトロエン・C4カクタス(4.15 x 1.73 x 1.53)238万~

個人的には、ステアリングのガタが気になりますが、ジムニー・シエラが乗ってて面白かったですね。

アウディ、300万円を切るSUV発売へ(2017/4/27)

 アウディジャパンは26日、小型SUV「Q2」を6月中旬に発売すると発表しました。「Q3」や競合車より一回り小さいボディサイズに、新デザイン「ポリゴン(多角形)」を採用、1リッター、1.4リッターターボエンジン+7速ATを用意、燃費性能はクラストップ級に仕上げている。価格は299万からと、小型SUVに人気が出てきている日本市場に、新たな魅力車種が参入する。ボディは高張力鋼板を全体の22%で採用、軽量化するとともに剛性を高めている。導入する「Q2」は、116馬力の1リッターTFSIエンジン搭載の1.0TFSIと1.0TFSI SPORT、150馬力の1.4リッターTFSIエンジン搭載の1.4TFSI COD SPORTの3モデルだが、今回の発売を記念して280台限定の特別仕様車「Q2 1ST EDITION」を全国で発売する。

DNP新型液晶調光フィルム開発(2017/4/27)

印刷大手の大日本印刷(以下DNP)は、液晶技術の研究開発を手掛ける米国アルファマイクロン(AMI)と協業して新しい液晶調光フィルムを共同開発したと発表しました。この新型液晶調光フィルムは、電圧を掛けることで瞬時に光の透過率を制御することが出来、自動車のサンルーフやリアウィンドウ向けに提案する。AMIのフィルム用材料とDNPの生産技術を組み合わせた新製品は、見る方向によって色が異なる「二色性色素」を使用した液晶技術で、電圧を掛けることで透明度を1秒以内に切り替えることが出来る優れものだ。比透明時の色も自由に選択出来るため、車輌のデザインやボディカラーとのマッチングも可能で、明暗の切り替えに必要な電圧は8~20ボルト。この新製品は自動車のみならず、住宅用、ホテル、店舗などなど汎用性が高く、かなり面白い製品だと思われます。 (一部日刊自動車新聞より)