本邦乗用車メーカー(ホンダ・富士重・三菱は未公表)の2014年度世界販売実績は、好調な北米や市場規模の大きい中国が牽引する形で、5社中4社が過去最高の販売実績を達成致しました。メーカー別では、トヨタ自動車が前年比0.3%増の1016万8千台で3年連続過去最高を更新、日産は同2.7%増の532万9982台で2年連続過去最高を更新、スズキは同5.8%増の286万7191台で3年連続で過去最高を更新、マツダ同5.0%増の139万7245台で2007年以来の過去最高を達成しました。
中国上海A株投資に関して外国人に解禁されて半年、中国株式指数はすでに2倍を超えている。あまりの急騰に本来は諌めるはずの政府やマスコミまで、この急騰はバブルでは無い中国本来の力を具現化したものだという論調を発表しました。投資対象が完全に株式市場に移行している現在、2007年につけた6000ポイントに向かうという本邦アナリストも散見します。ただこの急激な上昇の背景には、大量の個人投資家がレバレッジを掛けて運用しているという実態を重く見る必要が有るでしょう。このような買い手法は、市場がアンワインドした際の影響が甚大になると思われます。その際は世界全体に影響を及ぼす可能性が非常に高く、中国株式指数には注視すべきでしょう。
日本鉄鋼連盟によると、2014年度粗鋼生産量が前年度比1.5%減の1億985万トンとなり、3年ぶりに対前年度実績を下回りました。造船や産業機械向けは底堅いものの、消費税増税の反動減の影響から自動車向け及び建設向けの需要が伸び悩んだのが影響した形に。個人向け耐久消費財の代表である自動車に関して、今後も厳しい状況が続くでしょう。
世界販売でトヨタ自動車と双璧を成す独フォルクス・ワーゲンが、この度日本市場でのブランドイメージ戦略として、「ワーゲン」とすると発表。本邦において、輸入車販売台数15年連続首位を独走していながら、車名イメージの方が強かった同社。今回の発表を機に、本邦市場で社名の知名度アップ戦略として、ワーゲンに統一する。