コモディティ価格の下落(2015/7/21)

中国経済の不調により、今年に入ってからコモディティ価格の下落が続いておりますが、今後も資源価格、特に原油価格は大きく下げてくると思います。実際米国は原油が下落基調の影響から、大・中型車が飛ぶように売れております。2014年6月比で一時半値になり現在戻してきておりますが、半値、八掛け、2割引きという言葉が適当か分かりませんが、中国経済を見るに、30ドル割れは有り得ると思います。このコモディティ価格は今後資源輸出で外貨を獲得する、ブラジル、ロシア、オーストラリア、アフリカ諸国、インドネシア等の経済に波及するでしょうし、付いては為替も連動しますから、年後半相当世界が混乱すると思います。

世界同時株高へ(2015/7/17)

とりあえず上海ショック、ギリシャショックが落ち着いたという事で、世界的に株高の様相を呈してきております。ただ今回の大幅下落は今後世界に、特に新興国や発展途上国に暗い影を落とすのは必至ですから、楽観するのは禁物です。後半は株式、為替に関して、より慎重に対処すべきだと思われます。最近経済の記事ばかり書いているという事は、それだけ今回の上海ショックが甚大だという事と思って下さい。株式市場を平然と閉鎖するくらいですから、今後も世界を驚かせることをしてくるでしょう。

中国4‐6月GDP成長率7%(2015/7/17)

注目されていた4~6月のGDPが中国国家統計局の発表で、7%成長だということです。実際中国経済に関して李克強指数を見るに、とても7%成長も果たせていないと、世界が見ている訳です。ただ今回の発表は意図的に引き上げられたもので無く、真の数字だと言い張っているところをみると、余計世界が懐疑的になっていることでしょう。株式市場の強制的に売買停止させたり、強権発動したり、株の買い支えあらゆる株価対策をしていますが、信用取引規模があまりにも膨大なため、長期に渡る低迷と調整は避けられないでしょう。

ギリシャSurrendered(2015/7/16)

注目されていたユーロの会合ですが、ギリシャの全面降伏という形で幕を閉じた感じになりました。借金したものの強みを生かし狡猾な駆け引きを演じたチプラス首相ですが、揺さぶりも空しく、欧州、特にドイツに屈しました。ただその後辞任したバルファキス元財務大臣が、大型バイクに跨り颯爽と記者の前から姿を消した映像に、何とも言えない漢字を受けたのは私だけでしょうか。