委託封印制度見直しか(2016/7/29)

国土交通省は、現在のナンバープレート封印委託制度を委託範囲を広げる方向で検討を開始しました。現行のナンバープレートへの封印は道路運送車両法で登録車に義務付けられている制度で、新規登録の際の走行距離の問題や手間を、再封印が必要になる整備等に際し、特定の事業者や運輸支局のスタッフが執り行う。今後はより業界のニーズや負担軽減を踏まえ、省令や委託要件を拡充していくと見られる。

NZでもSUV人気継続(2016/7/28)

ニュージーランド(NZ)でスポーツタイプ多目的車(SUV)の人気が衰えを知らず、順調に売り上げを伸ばしていることが、NZ自動車産業協会(MIA)の調べで分かった。かつて多数販売されていたセダンやハッチバックが、15年前後の時を経てSUVやピックアップトラック(UTE)に取って変わっている。MIAは、2002年1月から月ごとに車種別の統計を記録、NZ市場における人気車種が15年間で劇的に変化していることが見て取れる。2002年代はセダンとハッチバックが新車売り上げの62.5%を占め、UTEとSUVはそれぞれ23.6%と13.8%に過ぎなかったが、現在はSUVが38%、UTEが30.5%、セダン・ハッチバックは31.5%と半減している。UTEは別だが、人気車種が日本でのブームの数年遅れで現地の車種構成に変遷を齎しているのかもしれない。これは日本から輸入される中古自動車の影響は少なく無いと思います。

(一部日刊自動車新聞より)

FOMC現状維持(2016/7/28)

注目されていたFOMCでしたが、BREXIT後の影響を見極めたいとの思惑からでしょうか、現状維持で終了しハト派な意見に終始しました。BREXITの影響というより、BREXIT後のポンド安の影響が強かったと思われ、9月の利上げもほぼほぼ無いと思って良いかもしれません。ポンド安により英国から米国への投資、旅行、ショッピングなど7月以降影響が出てくると思われ、米国内への影響を見極めるには、数ヵ月以上掛かると思われます。9月に利上げが無いということになれば、現状の円高トレンドに変更は無く、しばらく厳しい状況が続く可能性が出てきました。

ディーゼル乗用車普及加速(2016/7/27)

数年前からレポートしておりました本邦のディーゼルエンジン乗用車の需要、そんなことは無いと揶揄されましたが、実際ディーゼルエンジン仕様の乗用車は増加の一途に。2016年1月~6月のディーゼルエンジン乗用車の販売は、国内はマツダが新型車効果が薄れて微減に転じましたが、輸入車メーカーは販売が倍増しております。

マツダディーゼル車比率:51.0%(-7.1%)

三菱ディーゼル車比率:26.4%(-7.9%)

トヨタディーゼル車比率:0.8%(+0.6%)

日産ディーゼル車比率:0.0%(-0.6%)

輸入車ディーゼル車比率:12.8%(+6.0%)

マツダや三菱のディーゼル車比率は、モデルの端境期や需要低迷の影響で大きく減少しているが、「CX-5」や「アテンザ」のディーゼル車比率は以前約8割の高水準だ。ディーゼル車販売を飛躍的に伸ばしているのが輸入車で、前年比91.1%増と倍増している。メルセデス・ベンツやBMWを筆頭に、新たに「ボルボ」、「ジャガー」、「マセラティ」が加わり現在7ブランドと、輸入車メーカーのディーゼル車投入は今後も伸長するでしょう。特に本田技研工業は、欧州ユーロ5や6規制に対応したディーゼルエンジンを持っているので、本邦にCR-Vの後継として投入するのも面白いと思うのですが。