軽自動車新車販売台数9月(2014/10/7)

消費税増税の反動減で軟調になってきている軽自動車市場ですが、やはり家族で使用出来るトールワゴン系は相変わらず順調となっております。ただ半期の決算という特殊要因が有るために、B登録車種もかなり含まれていると思われ、実際の数値はやや控えめとなるでしょう。また新車効果では、スズキハスラーが多目的に使えるという事で、郊外ユーザーの人気を集めており、新たなニーズの掘り起こしに成功した車種と言えると思われます。

軽自動車新車販売台数9月ベスト15

1位・・ダイハツ・タント 20,554 (+87.8)

2位・・ホンダ・N-BOX 17,077 (-28.0)

3位・・日産・デイズ 16,518 (+19.7)

4位・・スズキ・ワゴンR 13,603 (-12.0)

5位・・ホンダ・N-WGN 13,283 (NEW)

6位・・スズキ・ハスラー 12,785 (NEW)

7位・・ダイハツ・ミラ 11,678 (-32.7)

8位・・スズキ・スペーシア 10,559 (-20.4)

9位・・スズキ・アルト 10,412 (-6.2)

10位・・ダイハツ・ムーヴ 9,565 (-50.0)

11位・・三菱・eK 5,983 (-5.6)

12位・・ホンダ・N-ONE 3,030 (-56.4)

13位・・日産・モコ 2,696 (-32.7)

14位・・トヨタ・ピクシス 1,841 (-20.6)

15位・・マツダ・フレア 1,476 (-30.8)

* カッコ内前年同月比%

 

(全国軽自動車協会連合会データ)

 

乗用車車名別販売台数9月(2014/10/7)

消費税増税の反動減から回復基調と一部政治家や評論家が発言しておりますが、実際は人気車種ハリアー、ヴォクシー、ノア、ヴェゼル等の大量受注残が消化されてきたためで、やはり現状耐久消費財の需要の先食い感はしばらく継続すると思われます。因みに9月に登録・納車されたハリアーは1~2月に注文されたもので、どれだけ人気車ハリアーの生産がずれ込んでいたのかが判ると思います。

2014年9月車名別販売台数

1位・・トヨタ・アクア 20,255 (-23.7)

2位・・ホンダ・フィット 17,764 (-8.4)

3位・・トヨタ・プリウス 15,308 (-33.6)

4位・・トヨタ・ヴォクシー 12,064 (+222.1)

5位・・ホンダ・ヴェゼル 10,603 (NEW)

6位・・日産・ノート 9,824 (-37.3)

7位・・トヨタ・カローラ 9,254 (-14.2)

8位・・日産・セレナ 7,830 (-27.9)

9位・・スバル・レヴォーグ 7,800 (NEW)

10位・・トヨタ・ノア 7,787 (+194.0)

11位・・トヨタ・ヴィッツ 7,198 (+4.8)

12位・・トヨタ・ハリアー 6,993 (NEW)

13位・・ホンダ・フリード 6,183 (-21.8)

14位・・日産・エクストレイル 4,395 (+51.5)

15位・・トヨタ・パッソ 4,277 (+25.9)

16位・・トヨタ・クラウン 4,268 (-33.2)

17位・・マツダ・アクセラ 4,140 (+379.7)

18位・・マツダ・デミオ 4,044 (-4.6)

19位・・ホンダ・ステップWGN 3,644 (-55.8)

20位・・スバル・インプレッサ 3,611 (-45.9)

21位・・トヨタ・スペイド 3,464 (-22.9)

22位・・スズキ・スイフト 3,200 (-14.1)

23位・・ホンダ・オデッセイ 3,038 (+333.4)

24位・・マツダ・CX-5 2,948 (-26.2)

25位・・スズキ・ソリオ 2,855 (+5.0)

26位・・トヨタ・ヴェルファイア 2,652 (-47.1)

27位・・トヨタ・ポルテ 2,303 (-20.5)

28位・・スバル・フォレスター 2,064 (-43.7)

29位・・トヨタ・アルファード 2,054 (-37.1)

30位・・トヨタ・エスティマ 1,776 (-49.2)

* カッコ内前年同月比%

 

(自販連データより)

 

 

 

米国政策金利引き上げ時期 (2014/10/6)

本邦の経済動向に多大な影響を及ぼす米国政策金利引き上げ時期の見通しについて、前回の会合で政策金利の引き上げ時期及びその後のフェデラルファンドレートの見通しが明らかになりました。下記のレートはあくまで多数派の意見を集約したレートで、米国経済状況によってもちろん変遷致します。あくまで先月の会合を元にしましたので、ご参考に。

量的緩和終了が今月で、政策金利引き上げ時期が2015年という意見が多く、FFレートは来年以降、2015年:1~2%、2016年:2~4%、2017年:3~4%が多数派となっております。



極東アジアの変調 (2014/10/6)

今まで中国べったり外交だった北朝鮮ですが、件の粛清騒動により中国との関係が冷え込み、本邦とも拉致問題が全く進展しないことで孤立化が顕著になっております。ただここにきてモスクワで外相会談を行ったりと、ロシアとの距離を急速に詰めて来ております。あまり周知されておりませんが、実は北朝鮮の国土には大量のレアメタル・レアアースを含む資源が眠っていると言われており、今年6月ロシアと共同で地下調査を行っております。ロシアも石油・天然ガス・白金属の資源が豊富で、今後武力と資源を盾にロシアと共同歩調を取る可能性が高いと思われます。