マツダの挑戦(2017/5/17)

ここもと国内で販売台数が伸び悩み傾向となっているマツダですが、2022年度までに様々な環境対策車輌を投入していく予定だ。先のレポートでのリーンバーンエンジン、HCCIやマイルドハイブリッド車を始め、今後は電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)を市場へ投入していく。個人的に特に注目しているのが、ロータリーエンジンを使用した、レンジエクステンドロータリーエンジン(RE2乗)で、昨年プラネットカーズオブザイヤーに選出された、ノートeパワーのようなインパクトを与えると思っています。EVはレンジエクステンダー「有り」「無し」を選択出来、「有り」の場合はボトルネックの航続距離を伸ばすことが出来るのはもちろん、コンパクトなロータリーエンジン」ということで、非常に面白い車両設計を可能にすると思っています。先進国でますます厳しくなっていくCO2排出規制やディーゼル車規制に対し、マツダ自動車の進化は止まらない。

マツダ次世代型エンジン2018年から投入へ(2017/5/17)

マツダ自動車はエネルギー効率を大幅に高めた次世代ガソリンエンジンと、新たな電動化技術を取り入れた商品展開を2018年度から始める。希薄燃焼(リーンバーン)と自己圧縮着火(HCCI)を組み合わせることで、燃費を大幅に向上させたエンジンに加え、モーターでエンジンを補助するマイルドハイブリッド車を導入する。同社は世界で販売する車輌の平均燃費を2020年に2008年比で50%向上させる目標を掲げており、目標達成に向けてエンジンと電動化双方の技術を進化させていく。現行のガソリンエンジン「スカイアクティブG」で独自のノッキング対策を施し、ガソリンエンジンで世界一の圧縮比14.0を達成、燃費を従来比15%改善させた。次世代エンジンはディーゼルエンジンのように自己着火するHCCIとリーンバーンを組み合わせることで、さらに燃費性能を向上させていく。電動化技術としては、新たにマイルドハイブリッドを追加、アイドリングストップ機構、エネルギー回生、HV車の電動化技術を取り入れてきたが、今後電動化技術のメニュを増加させ、各市場に適した電動化技術を展開していく予定。

(日刊自動車新聞より)

スリランカの憂鬱(2017/5/16)

 スリランカが揺れている。コロンボ港の代替港として、前大統領ラジャパクサの出身地のハンバントタに、2010年中国のバックアップを受け建設されたハンバントタ港。インフラ整備に掛かった費用は80億ドル以上とも言われ、その費用は中国輸出入銀行からの借り入れで賄っており、利息は年率6.3%という。今現在残る債務残高は13億ドルを超えており、背に腹は代えられない現政府は、ハンバントタ港を運営していたスリランカ国営企業の株式80%を中国国営港湾会社へ99年間株式貸与をすることで、11億2000万ドルを調達した。パキスタンのグワダール港、バングラデシュのチッタゴン港、ミャンマーのシットウェ港と中国の真珠の首飾り戦略を含めた一帯一路構想は、着実に成果を上げてきている。

日経平均2万円に迫る(2017/5/16)

フランス大統領選挙で不透明感が払拭されて以降、一本調子で上昇し続けてきた世界の株式市場、日経平均も今年の最高値を更新し、大台の2万円まであと8円にまで迫りました。ドル円も114円に迫るところまで円安が戻ってきましたが、ここまで急上昇したのは、空売りの買戻しが大きく寄与したのは疑いの余地もないと思われます。さらにトランプ大統領が突如としてFBI長官のコミー氏を解任したことで、今後米国議会やメディアが相当揺れ動く可能性も有り、今年も外的要因で振らされる傾向は続くと思われます。今までメディアと対立し続けてきた大統領、今回の一件でさらにメディアの反発は高まりそうです。