ニュージーランド向けに輸出される車輌はニュージーランドのMAF(Ministry of Agriculture and Forestry)検査官による外装および内装の検疫検査を受け、土壌、動植物、昆虫(マイマイ蛾などの毒蛾科の昆虫の卵を含む)などの付着がないことの確認を受けなければなりません。

MAF検査は船積前に日本側でも受けられますし、ニュージーランドに車両が着いてから現地で受けることもできます。どちら側で検査を受けるかはバイヤーの意向によりますが、ニュージーランドについてからの輸入通関をスムーズにするために船積前に日本でMAF検査を済ませておく場合が多いようです。

KIWI CAR CARRIERSのようにMAF検査、輸出通関、海上輸送の一貫サービスを提供する船会社もありますので、こういった船会社を利用すると手軽に検査を済ませることができるかもしれません。しかし、あくまでも検査のみで検査をクリアーするための車両清掃はしませんので、ヤードへ車両を搬入する前に車両の内外装をきれいにしておく必要があります。

 

MAF (Ministry of Agriculture and Forestry)