昨晩の米国FOMC議事録開示を受けて、早期利上げ観測が浮上し外国為替取引で円安・ドル高が継続致しました。為替に関して、金融引き締め及び利上げ観測のある米国に対し、デフレ脱却のため2%のインフレ誘導達成まで量的・質的緩和実施が継続される本邦と比較すると、しばらくは円安・ドル高へと移行するのが自然の流れでしょう。地政学的リスク、インドを除くBRSの国々で、問題が発生しなかった場合や発生しても限定的だった場合は対米ドルで年末までに105~110円くらいまで円安が進むと思われます。NZやオージードルは、引き続き金利取り狙いでこのまま推移すると思われますが、オージードルは中国の動向に左右されますので注視が必要でしょう。