本日の為替相場で、対米ドルで円安が進んでおります。本邦の貿易赤字が想定超の9640億円というニュース、米国7月住宅着工件数の大幅増を受け、為替市場では102円から103円前半に急激に円安に進みました。対米ドルに関しては、米国が量的緩和の終了、本邦は物価上昇率2%に達成するまで量的緩和を継続しますから、必然的に円安に振れる公算が強いと思われます。特に本邦は消費税増税の反動減でGDPが激減しておりますから、今後日銀による量的・質的緩和の拡大が図られると思われますし、何と言っても原発停止によるエネルギー需要が膨大ですから、当レポートでも100円を割ることは当面無いとお伝えした通り、円安要因の方が当面は強いと思われます。