本日中国国家統計局が4~6月期のGDPを発表しましたが、結果は前年同期比7.5%増と市場予想を上回る結果となりました。ここ最近の中国政府による景気刺激策が功を奏し良い数値となった訳ですが、足元では株価はピーク時の1/3、そして頼みの綱不動産価格も下落が続いており、やはり減速懸念は拭えないのが現状でしょう。不動産価格が下落し続ければ新たな不動産開発は難しく、それに呼応するように資材の需要や雇用の需要も生まれないことになります。それは中国のみならず、中国に資源を輸出する事によって潤ってきたブラジル、オーストラリア、アフリカの一部に大きな影響を及ぼすと思われます。今後も中国の動静で多大な影響を受ける可能性が本邦も含めて有りますので、中国の動静は絶えず着目すべきでしょう。