警察庁は上期の自動車犯罪発生状況が、前年同期比25.5%減の7959件、オートバイは12.9%減の2万1951件だったと公表。2013年度の自動車盗難件数が2万1595件だったことを受け、このままいけば2万件の大台を下回る。イモビライザーの改良及び普及、軽自動車の販売が飛躍的に伸びていることにより、盗難目的車輌が自然減していることも理由でしょう。

 直近ピークの2003年の6万4千件と比較すると1/3にまで減少しておりますが、今後警察庁は盗難車輌輸出の温床となっている「ヤード」の監視を強める。現在も秘密裏に行われている監視や実態調査の他、今後は上空からの監視体制を強め検挙につなげたいとのこと。

 国もこのまま自動車盗難が続くようなら、ヤードで自社バンニング後の実入り通関の禁止、車体番号打刻検査の効率化、自社バンニングの登録免許制、ヤード付近の全ての道路に監視カメラを設置するなどの具体策も話し合われております。今後は国・警察・港湾・税関・保険会社で協力体制が敷かれ、連携して自動車盗難を撲滅する。(一部日刊自動車新聞より)