クリミア問題に端を発した欧米とロシアの対立ですが、1-6月の海外の銀行からの融資減少し続け、実質的な経済制裁が始まっております。特にロシアですと鉱物資源やエネルギー資源が主体ですが、ロシアを代表するルクオイルやロスチネフなどの融資は対前年比82%減にまで落ち込んでいるとのこと。世界の金融は欧米資本によって牛耳られておりますので、ひとたび虎の尾を踏めば最悪の結果になると思われます。

 中国でも昨年から欧米の金融資本が撤退しつつ有りますので、今後は難しい対応を迫られそうです。21世紀に入り、国を弱体化させるのに金融を使った兵糧攻めが一番効きますので、しばらくロシア・中国情勢は要注目でしょう。