石油化学企業はシェールガスの恩恵を受けてガスや石油の料金が安価な北米に工場を移管・増産したりしておりますが、自動車業界等はメキシコでの生産体制を増強及び新設し続けております。数年前から自動車関連銘柄のヒアリングを受けて推薦したのが、メキシコ生産で恩恵を受ける自動車メーカー、部品メーカー、新興国需要のトラックメーカー、衝突防止関連、電池関連、燃費改善銘柄等でほぼ全て的中して参りました。特にメキシコは北米とFTAを締結している関係で原則無税で輸出出来ますので、人件費の安いメキシコで生産しアメリカで販売するという事が、非常に利益を生む事業となるのです。今後もこの流れは加速すると思われ、アジアのタイやインドネシアのように北・中・南米への輸出ハブ拠点になる可能性が高いでしょう。