日産自動車は独自のハイブリッドシステム「e-Power」に複数のエンジンをラインナップし、リチウムイオン電池とモーターの数の増減により、コンパクトカーから上級モデルまで対応するシステムを構築する。これにより同社は「e-Power」の搭載車種を増加させ、二次電池やモーターのコストを引き下げていく方針。また「e-Power」の基本ユニットを車格に合わせて組み合わせる設計方法を採用することで、効率的に設定車種を増加させていく。現在の「ノート e-Power」に続き今春には「セレナ e-Power」を、また高級車ブランドのインフィニティにも展開し、2025年までに同ブランドの世界販売台数の5割以上をEVとe-Powerを合わせた電動車にする計画だ。主力市場の一つである中国市場では、2022年までにEVとe-Powerを合わせた電動車販売比率を30%にする計画に。