オムロンは27日、自動運転車への活用を想定した「ドライバー見守り車載センサー」を開発したと発表しました。カメラで撮影したドライバーの目の開閉や視線、顔の向きなどからドライバーが運転に集中できているかを判断、マスクや濃いサングラスを着用した状態でも検知が可能とのことで、2020年までに実用化を目指していく。今回開発した見守り車載センサーは、ドライバーが運転に責任を持てる状況かをモニターするセンサーで、AIである時系列ディープラーニング技術を進化させることで実現、自動運転から手動運転への切り替え時の判断や、急な病気などで運転出来ない状態時に異常を検知して路肩に自動で緊急停止するのに活用されるという。今後、見守り車載センサーを自家用車はもちろん、タクシー等の商用車など幅広い車種に搭載、運転中のドライバーのデータをさらに収集してセンサーの精度を向上させていく。自動運転の前段階として、急務になっている事故抑制・回避技術の向上は待ったなしとなっており、エレクトリックディヴァイス、センサーの開発は日進月歩で進捗し、ここ数年で劇的に変遷するものと思われる。

(一部日刊自動車新聞より)