オーストラリアのクイーンズランド州政府はこのほど、電気自動車(EV)専用の高速道路「エレクトリック・スーパー・ハイウェイ」の建設と、充電ステーションの設置計画を正式に発表しました。高速道路は全長約2000Kmと、EV専用としては世界でも最長の水準に。QLD政府によると、高速道路は全長1931Kmとなる予定で、同州南部の州境に近いゴールドコーストから同州北部のケアンズまで延伸する予定。高速道路にはまた、18ヵ所の充電ステーションが設置される予定で、30分の急速充電にも対応させる予定。QLD政府のプレスリリースでは、できるだけ多くの人にEVを利用してもらうことが道路建設の目的となっており、道路の利用は無料となる予定。EV専用高速道路は、海外でも設置の動きが活発化しており、これまでにスウェーデン、カナダ、米国などで建設されており、今後も広がりを見せそうだ。国土が狭い本邦ではかなり難しいと思いますが、割引きや優先レーンの設置などの動きは有るかもしれません。

(一部日刊自動車新聞より)