東レは、イタリア子会社のアルカンターラが人工皮革の生産設備を増強すると発表しました。今後5年間に約3億ユーロ(約360億円)を投じ、工場の生産能力を倍増させる。アルカンターラ素材は自動車内装材向けに需要が伸びており、2019年には需給がひっ迫するため、供給体制を増強させる。高級人工皮革「アルカンターラ」は、東レの人工皮革「ウルトラスウェード」と別会社・別ブランドで展開、イタリア製を売りに最近は欧州メーカー以外でも採用するケースが増加している。今回の生産能力を増強するのは、そうした旺盛な需要に対応させていくためとしている。