トヨタ自動車は14日、新型SUV「C-HR」を全系列で発売を開始致しました。「C-HR」の車名は、「Compact-High Rider」と「Cross-Hatch Runabout」の頭文字から取っており、TNGA第二弾モデルとして「プリウス」と9割の部品を共有化させているのが特徴。世界的にコンパクトSUV市場が活性化しており、欧州メーカーはもちろん、日系メーカーの「ヴェゼル」、「CX-3」、「デュアリス」、「ジューク」等に、いよいよトヨタ自動車が満を持して参入しました。実際に試乗した感じでは、走行面で、ドイツのアウトバーン、ニュルブルクリンク、オーストリアの山岳路、イタリアの曲折路、欧州の石畳など、様々な道路環境で走行テストを重ねただけあって、かなり良い出来だと個人的に思っています。ネガティブ要因かどうかドライバーの私見によるとはおもいますが、リアスクリーンガラスが「ハリアー」より傾斜していて、後部の視認性が悪いのが気になりました。駐車時はバックカメラを取り付ければ問題無いですが、道路事情が変わりやすい道での走行時の後方確認には、多少気を使うかもしれません。さはさりながら、全体的なパッケージとしては素晴らしく、かなりの販売が見込めるでしょう。実際事前受注の段階ですでに2万9000台の受注を受けており、今注文しても納期は全く未定とのことです。「C-HR」の国内月販目標は6000台に設定、世界100ヵ国での販売を計画しています。